kizame2727

小説

自分の生い立ちや自分が何者であるかの保証がある人生に感謝したくなる作品『黄色い家』

今回は、川上未映子さんの「黄色い家」を紹介していきます。本屋大賞ノミネートをきっかけに手に取った作品ですが、実に重苦しい雰囲気の作品で、読んでいくうちに自然と自分の境遇に感謝したくなってしまう話でした。ぜひ読んでいってください。
小説

自分の嫌な部分と向き合う勇気をくれる…そんなささやかな都市伝説『リカバリー・カバヒコ』

今回は、青山美智子さんの「リカバリー・カバヒコ」を紹介していきます。この作品は本屋大賞2024にノミネートされた作品です。「自分の治したい部分と同じ部分を撫でると治る」そんな都市伝説的な逸話のあるカバヒコ(アニマルライド)を中心に展開される5つの連作短編です。
小説

【魂の番】あなたの声はきっと誰かに届いてる!「52ヘルツのクジラたち」

はい、こんにちは。キザメです。 今回は、 町田そのこさんの「52ヘルツのクジラたち」 を紹介していきます。   2024年に映画化された本作ですが、 2021年の本屋大賞で大賞を受賞した作品でもあります。   気にはなっていたのですが、 映...
マンガ

母性溢れる小学生とコミュ障高校生が織りなすほのぼの料理漫画『舞ちゃんのお姉さん飼育ごはん。』

今回は、秋津貴央さんの「舞ちゃんのお姉さん飼育ごはん。」を紹介していきます。この作品は小学生の舞ちゃんがお隣に住むお姉さんに料理を振る舞っていくのがメインとなるお話ですが、舞ちゃんの作る料理がおいしそうでしかも、食べているのを見守る表情のママ味がすごくて引き込まれちゃう作品です。
小説

【本屋大賞ノミネート】まるで哲学書!?著者の思考の深さを窺い知れる短編集『君が手にするはずだった黄金について』

今回は、小川哲さんの「君が手にするはずだった黄金について」を紹介していきます。2024年の本屋大賞にも小川さんの作品がノミネートされました。ノミネート作品である本作は、エッセイのようであり創作物のようでもあり、はたまた哲学書のようでもある、そんないろんな顔を見せてくれる作品です。ぜひ読んでみてください。