キザメが読了した小説を紹介しています。
小説紹介 【体験型ミステリー】財布の中身から失踪事件を追っていく物語「人の財布」
今回は、第四境界さんの「人の財布」を紹介していきます。財布を模したカバーで帯もレシート風になっていて、見た目から興味を引く作品となっています。表題作でもある「人の財布」は、2つの女児失踪事件について、フリマで購入した財布をもとに紐解いていく作品となっていて、最後にQRコードが用意されているので+αで楽しめる作品です。もうひとつ掲載されている、「祭歌の国ハルヴァニア」も1つの小国で行われている因習を追っていく物語でとても面白いので、ぜひ読んでみてほしいです。
小説紹介 【落とし物にはご用心】生徒手帳の書き込みから見えてくる女子生徒の復讐心!「拾得物 南贍部学園生徒手帳」
今回は、梨さんの「拾得物 南贍部学園生徒手帳」を紹介していきます。この冊子そのものが生徒手帳そのものの形式になっている作品です。この生徒手帳の持ち主のものと思われる書き込みを読んでいくことで、この学園がどういう学校でこの生徒が何をしようとしているのかがわかっていくような作品となっています。特に生徒手帳を持っている学生さんは自分のものと見比べながら読んでいくと楽しいかも知れませんね。
小説紹介 【もうやめて】身に覚えのある当事者心理が心を抉ってくる作品!「汚れた手をそこで拭かない」
今回は、芦沢央さんの「汚れた手をそこで拭かない」を紹介していきます。5つの短編からなる作品集です。ただ、タイトルにも書いた通り、身近な不安や恐怖が描かれているので、正直言って結構くらいます。紹介しておいて申し訳ありませんが、心が元気な時に読んでください。
小説紹介 【西洋占星術】素敵なドリンク&スイーツとともに自分を知る物語「満月珈琲店の星詠み」
今回は望月麻衣さんの「満月珈琲店の星詠み」を紹介していきます。猫のマスターと星遣いの猫たちが、美しくも美味しいスイーツやドリンクを届ける満月珈琲店。そこでは占星術も行われていて、人生に悩む人達に自分を知る手助けをしてくれます。癒やされつつも自分の進む方向性を示してくれる、そんな読書体験はいかがでしょうか?
小説紹介 【POPフェア】本が運んでくれた出会いに感謝♡「だいじな本のみつけ方」
今回は、大崎梢さんの「だいじな本のみつけ方」を紹介していきます。とても優しく温かな気持ちになれる作品です。作中の主人公と同じ中学生に特に読んでみてほしいなって思います。好きな本を勧めることへの葛藤に触れつつも、一人の体験になりがちな読書において、POPフェアや読み聞かせという他者との共有が描かれていて、世界が広がる予感を感じさせてくれる作品です。