【3選シリーズ・4】現役看護師が選ぶ、勉強になった医療漫画3選!

マンガ作品ジャンル別3選

はい、こんにちは。キザメです。

今回は、「医療漫画3選」

ということで紹介していきたいと思います。

それでは始めていきましょう。

医療漫画3選

私は、現役の看護師をしているものでして、

医療マンガはよく読みます。

その中で自分が、

勉強になった影響を受けた作品を紹介していきます。

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①Ns’あおい(こしのりょう)

ある「事件」を起こして、巨大医療グループ「清天会(せいてんかい)」の本院から系列の「あかね市民病院」に転勤してきた看護師・美空あおい。しかし、そこには外部からはうかがいしれない様々な問題が山積していた……。

この作品は、私の中のバイブル的な作品です。

 

作中では、

「内科」に「外科」、「ハイケア」、「救命救急」、「メディカルラリー」、

「ホスピス」、「産婦人科」、「下肢切断」、「DV」、「医療事故」…。

あらゆる話が盛り込まれています。

 

作品としては、少し前のものになりますが、

看護を目指す方なら読んで損はないのかなと思います

 

もちろん、あおいみたいに、

挿管したり胸腔穿刺をして脱気しようとしたりするような

逸脱した行為をするのはもちろんよくないことですが、

患者のことを第一に考える姿勢

なくしてはいけないことかなと思いますので、

私も何度も読んで原点回帰するようにしています

 

大事な作品なので紹介させていただきました。

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②Dr.DMAT(高野洋/菊池昭夫)

災害現場に届け、医の光――!! 限られた条件下で医療を施す「災害医療」のスペシャリスト、通称“DMAT”。血の苦手な内科医・八雲響は、都内有栖川総合病院の院長の強引な命令で隊員となり、壮絶な現場へと出場するが――!? 行き交う、生と死――。絶望に満ちた災害現場で今、真実のドラマが幕を開ける!! “命”を問う、災害医療コミック!!

この作品は、災害医療について描かれていて、

ただただ、命の危機にある被災者を救うだけの話ではなく、

言葉は悪いかもしれないですが、

命の取捨選択に対する葛藤

リアルに描かれているなと思います。

 

この本が出たころ、

当時働いていた病院で、

中越地震”"中越沖地震”の経験を踏まえて

病院のDMATチームができていました。

ある程度軌道に乗ったころ、

院内の救急委員会に属していた私にも

声をかけていただきました。

ただ、即決はせず

ちゃんとDMATのことを知ってからと思っていた時に

出会ったのがこの作品でした。

正直、この作品のリアルな描写に

圧倒され、同時に今の自分の知識、経験では役に立たない

と思い参加はしませんでした。

 

別に後悔があるわけではないですが、

この作品を見ると、そのころのことを思い出すわけです。

まあ、私の話は置いておいたとしても、

災害医療とかDMATについて知りたいという方には、

必読の作品かなと思うので、ぜひ読んでみてください。

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③フラジャイル(草水敏/恵三朗)

岸京一郎(きし・けいいちろう)、職業・病理医。病理医とは、生検や病理解剖などを行って、病気の原因過程を診断する専門の医師のこと。各診療科の医師は、彼の鑑別をもとに、診断を確定させたり治療の効果をはかる。医師たちの羅針盤となり、人知れず患者を救う岸。医師たちは彼について、口をそろえてこう言う。「ヤツは強烈な変人だが、極めて優秀だ」と――。

病理医というのは、私たち看護師とも関わることはないので、

全然イメージの湧かない職業でした。

 

病理医は、

患者との関わりは持たないのが基本なのですが、

関わらないからこそ、

自分の出す診断は100%でなければならない

という信念の元、細胞を見続ける姿はかっこよくもあります。

まあ、結構がっつりと関わりを持っちゃうんですけどね(;゚Д゚)

 

そして、その鑑別の過程で語られるものは、

細胞診に限らず、身体症状既往歴家族歴などなど

深~く掘り下げているので、

純粋に勉強になりますし、

医療従事者に限らず、

患者本人やその家族とも向き合っていく姿も見れるので、

医療を満遍なく味わえる作品なんだろうなと思っています。

 

個人的にのめり込んで読んだ話があって、

それが、”JS1“という新薬を巡る話です。

これは、結構壮大な話で、

一つの新薬が作られ、

治験を経て治療薬として患者のもとに届くまでというのが、

長いスパンで描かれます。

病院内の話にとどまらず、

製薬会社にも話が及んでいくので、

ちゃんとした流れとして薬が承認されていく過程を追うことができます

ここでも、たくさんの人の心情がリアルに描かれているので、

泣けもするし、勉強にもなる話となっています

 

この作品はね…ぜひ読んでもらいたい!

お手に取ってみてください。

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終わりに

ここまで、「医療漫画3選」を紹介してきましたが、

いかがでしたでしょうか?

医療に携わる方であれば、

知識を得る目的でもいいでしょうし、

当事者の感情を知る目的でもいいと思います。

医療に携わらない方は、

単純に感動する話として読んだっていいと思います。

よくあるドラマみたいに、

劇的な治療法が見つかったりするようなものではなく、

リアルな現場が描かれていると思うので、

読んでみて損はないんじゃないかなと思います。

ぜひ読んでみてください。

 

この3選シリーズですが、

なるべくマニアックに細分化できたらいいなとは思っています。

みなさんのオススメ漫画も教えてほしいですし、

こういう3選を教えてほしいみたいなリクエストもあれば、

どんどん教えてください。

自分の守備範囲的に難しいこともあるかもしれませんが、

可能な限り応えていきたいなと考えています。

一緒に3選シリーズを盛り上げていきましょう!

 

当ブログでは、これからも

漫画や小説などの紹介記事を投稿していきますので、

楽しみに待っていていただければ幸いです。

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今回はここまで!

ありがとうございました。

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