【アニメ2期】怪異譚とミステリーの融合!虚構推理作品紹介

マンガ紹介

はい、こんにちは。キザメです。

今回は、

城平京(原作)/片瀬茶柴(漫画)の「虚構推理

を紹介していきます。

 

2023年の冬季からアニメの2期が始まる作品なわけですが、

元々大好きな作品なので、

これを機に作品の魅力を紹介できたらなと思っています。

 

それでは始めていきましょう。

注)なお、この記事は2023年1月に投稿された記事を加筆修正した記事となっています。

 新刊に関する内容は「追記」という形で加筆しています。

 もし、加筆部分だけ見たいという方は、下の[目次]の追記部分をクリックしていただけるとそこに飛びますので、ご活用くださいm(__)m

あらすじ

“怪異”の知恵の神となった少女・岩永琴子が

一目惚れした相手・桜川九郎は、

“怪異”にさえ恐れられる男だった!?

2人に降りかかる奇想天外な事件と、

その恋の行方は―――!?

驚愕の[恋愛×伝奇×ミステリ]始動!!

本書1巻裏表紙より引用

ちなみに、

表紙の右が岩永琴子

左が桜川九郎です。

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見どころ

 この作品の見どころはやはり、

怪異×ミステリ―」

ってところにあるかなと思います。

 

琴子は怪異たちの知恵の神で、

九郎は人魚とくだんの肉を食べた不死の人間

ということで、

怪異と相対してもとくにこれという揺らぎもなく対応できるでしょう。

しかし、一般の人はとなると、

動揺するどころか

そもそも怪異の存在を信じていないという人が多いです。

「鋼人七瀬」の事件で登場した

九郎の元恋人の紗季さんはまさにその典型と言えるでしょう。

 

この虚構推理では、

当然ながらこの怪異たちが事件に関わってきます。

直接危害を加えるケースもあれば、

怪異が目撃者として介在するケース

怪異自体が依頼者となるケース

など、様々なケースがありますが、

推理を話す相手が、怪異の存在を認識していない人だった場合、

怪異を介在させず、

かつ、推理としての整合性が取れていないといけないという

難易度の跳ね上がった証明をしないといけなくなります。

典型的な事件で言えば、

やはり「鋼人七瀬」でしょう。

詳細は次の「好きな事件」のコーナーで書きますので割愛しますが、

怪異が行った事件を、

怪異はいない!人間が行ったものだ!

と信じさせる推理を展開し、

ネット民を鎮静化させるという離れ業は一見の価値ありです。

好きな事件

ここからは、

私の好きな話を3つ紹介させてください。

アニメの2期で描かれるものもあると思いますので、

参考になれば幸いです。

第3位、雪女を斬る

第3位には

雪女を斬る」を選びました。

この表紙かっこいいですよね(*≧∀≦*)

この話は、17~18巻に収録されていて、

コミック化されている話の中では一番新しい話になっています。

 

あらすじはこんな感じ

 時は江戸時代、徳川家斉が将軍を務めていた頃。白倉半兵衛という剣客がいた。無偏流という剣術の習得に励んでいた半兵衛は、3つの奥義のうち「落花」「弓張り月」2つを会得し、免許皆伝に至っていた。しかし、3つ目の「しずり雪」の会得ができず、自身の剣に限界を感じていた。

 そんな折、とある峠に雪女が出現し、侍たちを襲っているとの噂を耳にする。好機とばかりに峠に向かった半兵衛はその夜ボロボロになって帰ってきて、「雪女を斬った」と告げます。その時「しずり雪」会得のヒントを得た半兵衛は、その後修行に励み、「しずり雪」を会得。その後は無偏流の師範として無偏流の普及に努めるのでした。

 時は流れ現代―――。

 琴子のもとに白倉家の子孫である白倉静也から相談が来る。

 静也は無偏流を習っており、「落花」「弓張り月」はすでに会得しており、「しずり雪」の会得も時間の問題と言われている存在である。運動神経抜群であるものの、暑さにめっぽう弱く体調を崩しやすいという特徴も持っている。

 静也は、自身の特徴と白倉家、特に半兵衛とその養子・勇士郎のこと、そして雪女との関係に疑問を持つようになり、「私には雪女の血が流れているのではないか?」と思うようになり、琴子に相談を持ち掛けたのでした。

 静也は自身の疑問の正否と半兵衛の生涯における様々な疑問点の詳細を知りたいということが希望です。

 琴子はどのような回答を用意するのか?そして、歴史的な事実はどのようなものだったのか…?

この話は、

剣士として生きた男の生き様

ある意味純愛ともとれる愛の物語だったな

という内容でした。

 

琴子が静也に提示した話も、

相手の心情に沿った思いやりに溢れた内容だったので、

大変好きな話です。

 

個人的には、無偏流の奥義としてある

落花」「弓張り月」「しずり雪

というのも、男心をくすぐってくれちゃいましたね(笑)

 

悲しさもありつつ、温かい気持ちになれる話かなと思います。

ぜひ読んでみてください。

 

なお、17巻に関しては以前に記事を書いているので、

よかったらのぞいてみてください。

【新刊紹介】虚構推理17巻
今回は新刊紹介ということで、虚構推理17巻を紹介していきます。この作品はアニメ化もされていて、1月に2期が放送される予定です。この記事を機に読んでみませんか?

第2位、スリーピングマーダー

第2位には

スリーピングマーダー」を選びました。

この話は、10巻~11巻に収録されています。

あらすじはこんな感じ

 琴子のもとに、ホテル経営などで有名な音無グループの会長・音無剛一から依頼が舞い込んできた。

 その内容は―――

 23年前、当時音無グループの社長であった音無澄が何者かに刺殺された。犯人はまだ見つかっていない。剛一はそれは自分が妖狐に依頼して殺してもらったと告白する。今後、子供たちを集め、妖狐のことは伏せ自分が殺したこととして告白し、どのように自分が殺したのかを考えさせることで、子供たちに自分が澄を殺したと納得させたい。その手伝いを琴子に頼みたい、というものだった。

 かくして開かれた告白の場ではあったが、子どもたちにも隠していたことがあり、次々に明かされる新事実…。果たして琴子は剛一の望む結末へ終息させることができるのか…?

この話は、

余命いくばくもない音無剛一が

かつて妖狐に妻の殺害を依頼し、

後の音無グループの繁栄や子供たちの意に沿った人生を送らせることに

つなげることができました。

しかし、殺人という禁忌を犯し成功したとなっては、

子供たちがいつか同じような心境になる日が来るかもしれない

と思った剛一が、罪の告白をすることで、

自身の病気と併せて、報いを受けてこういう結末を迎えるぞ

という反面教師としてほしい!

との願いからの依頼なのでした。

 

琴子もその願いを遂げられるよう

助力していきます。

そして、家族たちのなかで一つの結論を考え、

提示したのですが...。

 

この先に待ち受ける展開には驚きを隠しきれませんでした。

ある意味で、

剛一の願った因果応報は別の形で叶うことになるのです…。

 

衝撃の展開!ぜひご堪能ください。

第1位、鋼人七瀬

第1位には、

鋼人七瀬」を選びました。

まあ、これは多くの方も共感いただけるのではないでしょうか。

この作品の序盤のビッグタイトルであり、

この作品の根幹をなす話ですからね。

マンガだと1巻の後半から6巻まで展開されていて、

もちろん最長の話です。

 

あらすじはこんな感じ

 とある都市で「鋼人七瀬」と呼ばれる都市伝説が、まことしやかに噂されていた。非業の死を遂げたアイドル、七瀬かりんの亡霊が夜な夜な徘徊し、鉄骨を振り回して暴れているのだという。最初は唯の都市伝説と思われていた「鋼人七瀬」であったが、目撃情報が出たのを皮切りに被害情報が警察にも届くようになり、ついには交通事故という形で実害が出るようになる。

 独自に調査していた琴子は、噂の拡大に伴って存在感や攻撃性が増していく「鋼人七瀬」は、インターネットを通じて拡散した、人の想像力が生み出した『想像力の怪物』であると見抜く。

 「鋼人七瀬」を倒すには噂そのものを否定する事しかないとの結論に至った矢先、「鋼人七瀬」を調査していた刑事の死亡事件が起こる。ついに「鋼人七瀬」関連の死亡事件が起きたことで、「鋼人七瀬」の話題はネット上で加熱してしまう。

 実害が出たことで、否定しにくい状況となった中、「鋼人七瀬」を止める手立てはあるのか…?

この話は、

理不尽に強くなっていく「鋼人七瀬」を

どう止めるのかという解決パートが

やはり魅力的なんですよね。

始めて読んだときは、

「どうやって終わらせるの、これ?」

っていうハラハラワクワクが共存したような感情で読んでいました。

 

この事件の背景には六花がいて、

六花九郎未来決定能力の行使し合いも

面白いですし、

その裏で「困難の分割」を糸口に

解決シナリオを組み立て続ける琴子

思考過程を読むのも面白いんですよね。

 

  • 怪異は存在しない
  • 生身の人間による犯行である
  • でも、実在する人物に疑いが向いてはいけない

という、無理難題を証明する文字通りの虚構推理

一見の価値ありです。

 

この話を読むと、

やはり一番怖いのは人間なのかな、

なんて思っちゃいますね(;^ω^)

 

何はともあれ、

驚愕の解決パートお楽しみください。

終わりに

ここまで、

虚構推理」を紹介してきましたが、

いかがでしたでしょうか?

恐らく、今回の説明だけだと

初見の方を置き去りにしてしまっている部分もあるかと思います。

例えば、

  • 九郎と六花の未来決定能力のこと
  • それに付随した桜川家のこと
  • 琴子が怪異たちの知恵の神ってどういうこと?

とかあると思うのですが、

今回は、魅力の紹介に特化という形式を取らせてもらったので、

そこは、本編を読んでもらって知っていただくことで

ご了承いただきたいなと思っていますm(__)m

 

2期が始まるということでアニメを見ていただくのももちろんいいのですが、

原作小説に手を出すというのもいいと思います。

3つの楽しみ方ができる作品なので、

お好みの媒体で触れていただければと思います。

 

このブログでは、この他にも漫画の紹介記事を書いています。

キザメが読んだオススメ“2022年刊行開始の漫画”5選!
今回は、2022年に1巻が発売された漫画の中でオススメの作品を5作品紹介していきたいと思います。一応、ランキング外の作品も、読んだ本は写真とリンクは載せておきますので、気になる作品があった方は、ぜひ読んでみてください。

よかったらご覧になってください。 

 

また、私キザメは、

このブログの他にTwitterでも、

新刊の購入・読了ツイートブログの更新ツイート

をあげたりしているので、

よかったらフォローしてください(*´∇`*)

今回はここまで!

ありがとうございました。

追記(19巻発売時)

2023年5月17日に19巻が発売されました。

その時の読了ツイートがこちら↓

前巻で、「雪女を斬る」という長編が終わりましたので、

今巻は1話完結の短編が主で、最後に新長編の第1話が始まる形になっています。

まずは短編から話していきます。

4つの短編が収録されていますが、

ミステリーらしく殺人を犯した人を会話劇で追い詰めていく話もありますが、

どちらかと言えばギャグ寄りな話が多い印象です。

怪異が事件現場で悪戯をはたらく話

六花が作ったメカ琴子が夜の街を暗躍する話

落語のネタとなった化け狸の話

といった内容になっています

そして、迎える新長編ですが、

先に挙げた短編の一つの話が事件に大きく関わってきます

さて、どの話がどう関わってくるのか…

ぜひ読んでみてください。

追記②20巻発売

2023年11月16日に20巻が発売されました。

「かくてあらかじめ失われ」

怪異たちがイタズラで崩した密室、

さらには遺書まで盗んできてしまった。

犯人を含め、様々な関係者が混乱してしまっているこの事件に、

琴子はどんな虚構でモヤモヤを晴らすのか?

この事件は結末まで面白い話でしたが、

同時にやはり怪異以上に怖いのは人間やなと思ってしまう話でしたね

こんな入り組み方があるのか?と。

「MK復活」

虚構推理におけるコメディ回は、

各キャラ、特に六花に愛着が湧くので好きですね

「飛島家の殺人」

新章が始まりました

50年もの間黒いベールを纏い続けている女性…その理由とは?

そして、そこに関わってくるある事故死と隠蔽された殺人事件の真相とは?

今回の事件も面白そうです

Bitly

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