【二度読み必至!】読み返さずにはいられない作品『しあわせの書 迷探偵ヨギガンジーの心霊術』

小説紹介

はい、こんにちは。キザメです。

今回は、

泡坂妻夫さんの「しあわせの書 迷探偵ヨギガンジーの心霊術

を紹介していきます。

 

この作品は、YouTubeチャンネル「ほんタメ」で紹介されていたのですが、

その紹介が、歯に物が詰まったような感じで

とにかく気になってしまい、手に取ってしまいました。

 

それでは始めていきましょう。

あらすじ

二代目教祖の継承問題で揺れる巨大な宗教団体〝惟霊(いれい)講会〟。超能力を見込まれて信者の失踪事件を追うヨギガンジーは、布教のための小冊子「しあわせの書」に出会った。41字詰15行組みの何の変哲もない文庫サイズのその本には、実はある者の怪しげな企みが隠されていたのだ――。
マジシャンでもある著者が、この文庫本で試みた驚くべき企てを、どうか未読の方には明かさないでください。

 

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見どころ

いや〜

これは確かにネタバレ踏んじゃダメなやつですわ。

 

ネタバレはしないように気をつけますが、

ネタバレリスクを回避したいという方は、

下までスクロールしてもらってAmazonでポチってもらってから

この記事に戻ってきてください(笑)

 

では、少しこの作品のあらすじを話してから感想を話すとしましょう。

 

この作品は、巨大な宗教団体となった”惟霊講会”が舞台となっています。

冒頭、異霊講会の成り立ちと、

教祖:桂葉華聖の生い立ちが描かれ、物語が展開されます。

話は現在に移り、場所は本州北端にある恐山円通寺の境内

そこでは年に一度の地蔵祭が催されていて、

その日は死者の霊が多く集まる日ということで、

各地からイタコが集まり、

参詣の依頼者に死者の声を語り聞かせていた

そんな地蔵祭にきたテレビのレポーターが一人のイタコに声を掛ける。

実は、このイタコと思われた男こそが、この物語の迷探偵ガンジーです。

イタコではないと言っても聞かないアナウンサーを前に、

どうにかイタコのマネごとで乗り切るのだが、

翌日、その中継を見ていた高原働一郎という男に声をかけられる。

その内容は妹の六郷愛子の死が信じられず、

生死を占ってほしいというものだった。

そこから、愛子が生前に入会していた惟霊講会の存在を知ったガンジー一行は、

調査を始めていく。

こんな感じで始まっていき、

死者が蘇るという話を経て惟霊講会の後継者問題へと発展していきます。

その騒動に巻き込まれていくガンジーらが描かれていく内容となっています。

 

読んでいて、序盤の潜入捜査的な感じにハラハラ・ドキドキしたりだとか、

終盤に「あっ!」と驚く展開もあるにはあるのですが、

正直なところ内容的には「ここまで注目される作品か?」と思いました。

でも、この作品に込められたものに気づいたら最後

鳥肌は避けられないし、

最初から読み返さずにはいられないでしょう

いや〜語れないのが口惜しい。

そんな作品です。

 

「ほんタメ」 の紹介動画でたくみさんとあかりんが濁していたことも

完全に理解できましたし、

『あの作品』が出たからこそ再び注目を集めることになったんだなって理解できました。

こんな作品が自分が生まれる前(昭和62年)に出版されていたということも驚きです。

 

どういうこと?

と思った方はぜひ読んでみてください。

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終わりに

ここまで

泡坂妻夫さんの「しあわせの書 迷探偵ヨギガンジーの心霊術

を紹介してきましたが、

いかがでしたでしょうか?

 

この作品がここまで注目を集めたのも

この系譜を継ぐあの作品の登場が大きいんでしょうね。

今後もこういう作品がどんどん出てきてほしいですね。

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今回はここまで!

ありがとうございました。

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