はい、こんにちは。キザメです。
今回は、
「短距離走漫画3選」
を紹介していきます。
それでは始めていきましょう。
短距離走漫画3選
みなさんは、子供の頃の脚の速さはどれくらいでしたか?
私は、小さい頃からおデブさんでしたので
脚は遅く、
高校1年生の時にはクラスの男子で一番遅いタイムを叩き出したことすらあります。
だからこそ、脚の早い人達には憧れがあるんですよね。
そんなあこがれを込めた3選です。
①ひゃくえむ。


100mだけ誰よりも速ければ、どんな問題も解決する── ◇『チ。-地球の運動について-』の魚豊、“全力疾走”の連載デビュー作!! 「100m走」に魅せられた人間たちの、狂気と情熱の青春譚!!
少年トガシは生まれつき足が速かった。だから、100m走では全国1位だった。「友達」も「居場所」もすべて“それ”で手に入れた。しかし小6の夏、トガシは生まれて初めて敗北の恐怖を知った。そして同時に味わった、本気の高揚と昂奮を──。100全力疾走。時間にすれば数十秒。だがそこには、人生すべてを懸けるだけの、“熱”があった。
「全身全霊で勝負するのは、
誰かに評価されに行くのは、
震える程怖い。
憂鬱で、不安で、心配で、辟易して、焦って、悩んで、億劫で、とてつもなく嫌気がさす。
でも少し、本当に限りなく、極、極僅かな一瞬だけ、
ワクワクする。
その一瞬の為なら、何度だって人生棒にふれる。」
100mを速く走ることに魅入られた男たちの物語。
子どもの頃は、速く走れることが、
最上のアイデンティティーとなる中、全国1位の実績を持つトガシと、
そんなトガシに指導を受け、トガシに迫る走力を見せつけた小宮。
この2人が主軸となって描かれる作品です。
輝かしい日々が描かれるかと思えば、
そんなことは全然なく、
むしろ描かれるのは、トップでいることの苦悩、しんどさの方。
勝つのが当たり前という重圧。
後続が迫ってくる焦り。
自分が伸びていないと感じる焦り。
負けることで自分の立場が消えてなくなるかもしれない恐怖。
勝っても、新記録を出しても、喜びは一瞬で、周りは次、次、と囃し立ててくる。
何の為に走っているのか…
そんな自問自答の物語。
私は、足も速くないし、何かを成し遂げたような誇れる実績もありません。
でも、何をしたいのか?何の為に生きているのか?
そんな問いを自分にしたくなる作品でした。
今の自分の背中を押してくれて、挑戦する勇気をくれました。
②一瞬の風になれ

「連、俺と勝負しよう」夢をうしなった元サッカー少年・神谷新二(かみや・しんじ)。練習嫌いの天才スプリンター・一ノ瀬連(いちのせ・れん)。ふたりの少年が共に走りはじめたとき、灼けつくような青春ドラマが幕を開ける!! 2007年本屋大賞(第1位)を受賞した大人気小説『一瞬の風になれ』を『DAYS』の安田剛士が入魂の漫画化!! 陸上に青春をかける少年たちの熱く清々しい物語!!
天才と言われた兄に憧れてサッカーを始めるが才能に恵まれず、
人より走り続けることにしか活路を見出だせなかった少年:神谷新二。
陸上界の神童と言われながらも、
飽き性で人に縛られることを嫌い一度は陸上から離れた少年:一ノ瀬連。
この二人が公立校で出会い、短距離走を舞台に高め合っていく物語。
この作品を読んでいると、
どうしてリレー種目に人々は熱狂するのかがよく分かると思います。
個人としてのプライドがありながらも、
ライバルとして高め合ってきた日々を一つのチームとして集約させ、
バトンを繋いでいく。
個人種目が主体の陸上競技の中で
数少ない個人の走力だけでは決まらない世界。
チームとして積み上げてきた時間が見て取れるからこそ、
熱狂し感動できるんだろうなって感じました。
この作品においても、新二と連の関係性がすごく良くて、
二人だからこそここまで高められたんだろうなっていう。
そしてその背中を見てきた後輩が加わって
同地区の強豪に立ち向かっていく展開は最高に熱くなれます。
あと、「走る」ということが、いかに自己との対話の先にあるのか…
というのも感じ取れる作品でもあるなと思います。

③チハヤリスタート

足が速いことだけが取り柄の女・桜坂千早。中学で永遠のライバル、小清水澪と出会うことで陸上の世界に飛び込んだチハヤは、別々の高校に進学したミオと、インターハイで戦うことを約束するのだが…。今を生きる全ての人に贈る再生の物語。
桜坂千早、25歳。無職。
中学時代、100m走で全国2位の実績を持ち、高校でも陸上部へ。
しかし、2020年のコロナ流行に伴い、史上唯一のインターハイが中止となってしまう。
走ることが全てだった千早にとって、
このことはあまりに大きく、
以降、引きこもり状態になり、現在に至る。
ある日、母の策略によりハローワークに連れ出された千早だったが、
自分があまりに何も持っていない人間だという現実を突きつけられ、
逃げ出してしまう。
逃げた先で、幼馴染のあやせと再会を果たし、
千早の人生は少しずつ動き始める。
再会したその足で、飲み屋に行った2人だったが、
となりの席にいたのは、千早のかつてのライバル、澪だった。
ひょんなことから口論となり、近所の公園でスプリント勝負をすることに。
そこで、あやせから
「じゃあ、やろうぜ!ちゃんと競技場で。
2020年に忘れていった勝負を。
幻の2020年インターハイ。約束の100m走を!」
そんな、コロナに青春を奪われた大人たちが青春を取り戻す物語。
きっと大袈裟ではなく、
人生を賭けていたものが奪われた時に、
勝負すらさせてもらえなかった時に、
虚無に陥ってしまう人っていると思います。
そんな人たちに届いてほしい作品です。
千早たちと一緒に、リスタート切ってみませんか?
終わりに
ここま
「短距離走漫画3選」
を紹介してきましたが、
いかがでしたでしょうか?
脚が速いからこそ抱く心の葛藤がどの作品も描かれていて、
これらの作品を読むと、より、
世界陸上とかでの応援したさが増してきます。
でもつくづく思います。
自分にはこのプレッシャーは乗り越えられないなって。
この3選シリーズですが、
なるべくマニアックに細分化できたらいいなとは思っています。
みなさんのオススメ漫画も教えてほしいですし、
こういう3選を教えてほしいみたいなリクエストもあれば、
どんどん教えてください。
自分の守備範囲的に難しいこともあるかもしれませんが、
可能な限り応えていきたいなと考えています。
一緒に3選シリーズを盛り上げていきましょう!
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