はい、こんにちは。キザメです。
今回は新刊紹介ということで、
虚構推理の17巻を紹介していきたいと思います。
あらすじ
虚構推理のざっくりとしたあらすじは以下の通りです。
"怪異”の知恵の神になった少女・岩永琴子が一目惚れした相手
桜川九郎は、"怪異”にさえ恐れられる男だった!?
2人に降りかかる奇想天外な事件と、その恋の行方は‐‐‐!?
驚愕の[恋愛×伝奇×ミステリ]始動‼
本書1巻裏表紙より引用
この作品は、ミステリー・サスペンスものではあるのですが、
そこに怪異が関わることで、
独特な展開を見せてくれます。
琴子は、怪異の知恵の神であるため、
怪異から事件のあらましを聞くことができます。
なので、目撃者のいない事件の顛末を怪異から聞くことができますが、
実際に事件に関わる人や警察関係者は、
怪異が言っていたといっても、当然信用されません。
そこで琴子は、周知の事実と怪異からの情報を
うまく組み合わせながら、
虚構でありながら、誰もが納得のいく推理を展開する…。
そんなお話です。
17巻の見どころ
今回紹介する17巻では以下の5話が収録されています。
「死が二人を分かつまで」
「雪女を斬る①〜④」
「死が二人を分かつまで」
この話は、前巻まで展開されていた「岩永琴子の逆襲と敗北」のエピローグとなっています。
前話までで、
知恵の神である琴子と理に反する存在の九郎と六花…
相反する存在であること、
つまり、六花と敵対し続けるということは
いずれ九郎に対しても同じ未来を辿らざるを得なくなるということ…
それを盾に交渉してきた六花と
協力関係を結ぶこととなってしまった琴子は、
二人を人間に戻す方法を考えなければならないなと思案する。
こんな状況でした。
この話では、普段琴子に対して塩対応な九郎が、
なぜ琴子の側にい続けるのか…
そんな九郎の思いというか考えが描かれています。
「化け物たちにとって都合のいい神の依り代として
使い捨てられるかもしれない岩永を、
守る存在として自分の力はあるのではないか…」
そう語る九郎はカッコよくもあり、
やはりどこか怖さも感じてしまいます。
今後の3人の関係性に注目です!
「雪女を斬る」
新シリーズ開幕です!
琴子の元に友人から
「友人の家系に、江戸時代に雪女を斬って名を上げた剣客がいるというんだけど、それについて悩みがあるそうなんだ。」
という相談がくる。
依頼人の名は「白倉静也」
家が"無偏流”という剣術を伝える道場を開いている。
無偏流には3つの奥義があり、
一つ、「落花」
二つ、「弓張り月」
三つ、「しずり雪」
このうち二つを会得すると免許皆伝となる。
しかし、最後の「しずり雪」は
開祖の井上又右衛門正勝(以下又右衛門)が、
不完全なまま行方知れずとなっており、
誰も使うことのできない奥義となっていた。
そこから、38年後
白倉半兵衛英昭(以下半兵衛)が
「しずり雪」を会得し、
その理まで解き明かされたことで、
無偏流は完成となった。
ただ、半兵衛は雪女を斬ることで
「しずる雪」を開眼させたと言い伝えられているという。
白倉静也は、
自身の身体的特徴も含め、
雪女は本当にいたんじゃないか?
という疑念を持っています。
そして、もしいないのであれば、
なぜ、半兵衛は雪女の話を盛り込んだのか?
誰が半兵衛を殺したのか?
無偏流完成後の半兵衛の不可解な行動に説明はつくのか?
こういった疑念対して納得のいく説明を求め
琴子に依頼をします…。
この巻では、解決編には至りませんが、
真実はどうで、琴子の提示する話はどういうものなのか…
私、気になります!
終わりに
いかがでしたでしょうか?
私は、読み終えたばかりですが、
18巻が待ち遠しいです。
読んでいた中でひとつ仮説は立てましたが、
読んでいる中で、これは違うなと分かったので、
とりあえずこの場では言及しないでおきます(-_-;)
18巻が発売となり、真相が明らかになったところで
提示してみますので、ちょっぴり楽しみにしてください(笑)
また、少し先にはなりますが、1月にアニメ2期が始まるようで、
雪女のエピソードになるようですね。
ただ、17巻でメインとなる雪女とは別人なのでご注意ください。
アニメ化される話は、12・13巻の辺りだったと思うので
良ければ、アニメの前に履修してみてくださいね。
雪女の声は、
私の大好きな悠木碧さんがやられるということなので、
これも楽しみです。
第1期アニメはアマプラで見れます。
よろしければこちらから↓
今回はここまで!
ありがとうございました。
なお、以前にミステリー&謎解きマンガ特集として記事を書いています。
よろしければ、こちらの記事も読んでいってください。
追記(2023/1/13)
アニメ2期が始まりましたし、
18巻も出て、「雪女を斬る」
のエピソードも終わったので、
僭越ながら
『虚構推理』全体の紹介記事を書きました。
よかった読んでみてくださいね。
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