【江戸川乱歩賞】巧みな話術に引き込まれたら最後…彼の術中にハマります「殺し屋の営業術」

小説紹介

はい、こんにちは。キザメです。

今回は、

野宮有さんの「殺し屋の営業術

を紹介していきます。

それでは始めていきましょう。

あらすじ

第71回江戸川乱歩賞受賞作
異例の超ハイレベル最終候補作の中で、ぶっちりぎり第1位!

営業成績第1位、契約成立のためには手段を選ばない、凄腕営業マン・鳥井。
アポイント先で刺殺体を発見し、自身も背後から襲われ意識を失ってしまう。
鳥井を襲ったのは、「ビジネス」として家主の殺害を請け負っていた「殺し屋」だった。
目撃者となってしまった鳥井は、口封じとして消されそうになる。
絶体絶命の状況の中で、鳥井は殺し屋相手に「ここで私を殺したら、あなたは必ず後悔します」と語り出す。

そう……これは商談なのだ。

「あなたは幸運です。私を雇いませんか? この命に代えて、あなたを救って差し上げます」


鳥井は、殺人請負会社に入社することに。
前代未聞の、「命がけの営業」が始まる――。

常識を覆す発想から走り出す、ジェットコースター・ミステリー!

 

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見どころ

いや〜営業力で裏社会を生き延びていく展開はとても面白く、

あっさりと引き込まれてしまいました。

ただ、読後感は…

ゾワッと背筋に冷たいものが通っていくような感覚になりました。

 

この作品は、

訪問販売を生業とする会社において、

何ヶ月も連続で営業成績No.1を誇る鳥井一樹を主人公とする物語。

成績トップではあるものの、

生来より抱える空虚さが満たされることはなく、

日々敗北感に苛まれていた。

それを振り払うように、

働き方改革を無視して働きまくっていた。

そんなある日、23時からの面談希望という奇妙な申込みが入る。

不審に思いながらも訪問すると、

依頼主は殺し屋の手で殺されていた・・・。

そのまま連れ去られた鳥井は、死を覚悟するものの、

そう―――これは商談なのだ。

ノルマはこの場からの生還。ターゲットはクレイジーな殺人犯二人組。

これまで培ってきたスキルを総動員して、自分を殺しては行けない理由をこの男に理解させなければならない。

できなければ殺されるだけだ。

と、営業で培った営業術を駆使して殺し屋の世界で生き延びていくことを決意する。

 

こんな感じで始まっていく物語です。

結果的に、鳥井の入った組織は借金を抱えていて、

残り2週間で2億を返さないといけないという状況にあったことが判明し、

そのノルマを達成できるかどうかが主な焦点となっています。

  

序盤は、鳥井の営業スキルのすごさに感嘆しつつ、

読んでる自分もうっかり契約してしまうんじゃないか

思ってしまうようでした。

  • ネガティヴクロージング
  • メラビアンの法則
  • カクテルパーティ効果
  • パレードの法則
  • 後攻有利の法則
  • 送りつけ商法
  • 快楽原則
  • プロスペクト理論
  • ドア・イン・ザ・フェイス
  • 返報性の原理

作中、これだけの手法が出てきていて、

営業というものの、怖さを実感した次第です。

(どういったものかは、作中紹介されていますのでここでは割愛します。)

 

また、裏社会の無法さというのも鳥井を苦しめます。

最低限のルールすら守る必要がない、

特定商取引法を無視した営業トークが許されてしまう・・・。

でも、それは逆に自分にも降りかかるリスクでもあり、

裏社会のルールも知らぬまま、

突っ込んでしまった片足は常に猛獣の縄張りと隣り合わせ。

そして、起こしてしまったとんでもないミス。

しかし、その窮地でも自然に溢れる笑み。

空虚だった男に訪れたかつてない高揚

―――ふざけるな。

せっかく、楽しくなってきたところなのだ。表の世界では中々現れなかった遊び相手と出会えて、歓喜に打ち震えているところなのだ。そんな相手と生死をかけたゲームができるというのに、同僚の怠慢によってすべてを台無しにされてはたまらない。

生死のかかったやり取りが、

鳥井の空洞を満たしていく…。

果たして鳥井はノルマを達成することができるのか…?

 

作中、視点人物がけっこう変わっていくのですが、

それによって、鳥井の変化を感じつつ、

他者目線で見たときの鳥井の異質さも味わえると思います。

 

「私、ノルマを達成できなかったことが今まで一度もないんです。」

この言葉の真の恐ろしさをぜひ味わってください。

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終わりに

ここまで

野宮有さんの「殺し屋の営業術

を紹介してきましたが、

いかがでしたでしょうか?

 

「江戸川乱歩賞」をぶっちぎりで受賞したというのも納得の面白さで、

ラストに向けての一手二手と先を読まねばならぬ展開には読む手が止まりませんでした。

だからこそ、ラストにおける

とんでもない化物が生み出されてしまった感が

冷水をかけたかのように背筋をゾッとさせました。

次回作も楽しみです。

 

当ブログでは、これからも

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楽しみに待っていていただければ幸いです。

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