違和感が導く衝撃!「#真相をお話しします」作品紹介

小説

はい、こんにちは。キザメです。

今回は、

結城真一郎さんの「#真相をお話しします

を紹介していきます。

 

#真相をお話しします」が刊行され、

話題となったときに購入はしていたのですが、

キザメの積読山に紛れてしまい

中々読むに至らず経過してしまいましたm(__)m

 

そんな中、

本作は「本屋大賞2023」にノミネートされたということで、

時代の波に乗り遅れてはならん!

ということで、大慌てで読み始めました(苦笑)

 

読んでみたら、もう、

なんですぐに読まなかったんだろう…(;’∀’)

と後悔してしまうくらい、

面白く、かつ、「そういうことか―

という騙された感満載な作品でした。 

 

詳細は後で語ることとしまして、

それでは始めていきましょう。

あらすじ

ミステリ界の超新星が仕掛ける

罠、罠、罠、罠、罠。

 

家庭教師の仲介営業マンとしてしのぎを削る大学生。

娘のパパ活を案じながらも、マッチングアプリに勤しむ中年男。

不妊に悩んだ末、精子提供を始めた夫婦。

リモート飲み会に興じる学生時代の腐れ縁。

人気YouTuberを夢見る、島育ちの小学生四人組。

微笑ましくて、愛おしくて、時に愚かしい。

令和を生きる私たちのニュー・ノーマル。

 

―――本当に?

 

読みながら覚えるかすかな違和感と確かな胸騒ぎ。

それでも、あなたの予想は必ず裏切られる!

緻密で大胆な構成と容赦ない

「どんでん返し」の波状攻撃に瞠目せよ。

本書帯文より引用
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見どころ

1話目から衝撃で震えが止まらんかったでした。

正直、

どの話もヒントがポロポロ落ちていて、

すぐに話の展開が読めてしまい、

まだ1話目だしこんなものなのかな」とか、

だいぶミステリーに触れてきたし、

どんでん返しに慣れてきちゃったかな

なんて斜に構えていたのも束の間、

まさかの結末が待っていました。

どの話も予想した結末の斜め上を行かれてしまいました_:(´ཀ`」 ∠):

いやー手の平で踊らされるとはこういうことか!!

と体感させていただきました。

 

テーマも現代的なものばかりで、

1話目の「慘者面談」は、中学受験と家庭教師仲介業者の営業マン

2話目の「ヤリモク」は、パパ活とマッチングアプリ

3話目の「パンドラ」は、不妊と精子提供

4話目の「三角奸計」は、リモート飲み会

5話目の「#拡散希望」は、YouTube

といった、みなさんにも聞き馴染みのあるものが選ばれています。

こんなテーマを通して人の闇というか、

裏側のようなものを描き、

各話で受ける衝撃へと繋がっていきます。

 

どの話でも、

わかりやすく「違和感」となる要素を提示しながらも、

そこから予想できる結末をきっちり上回ってくれる構成には、

怖さすら感じてしまいました。

 

中でも好きな作品は、

1話目の「慘者面談」ですね。

 

あらすじはこんな感じ

大学3年生の片桐は、

家庭教師のアットホーム」でバイトをしている。

業務内容は営業担当で、問い合わせのあったご家庭に訪問し、

その子の抱える課題や家庭教師の必要性について話をし、

契約に繋げていくというものだった。

その日も、

夏期講習で結果が出ず不安になったとの理由で問い合わせのあった

矢野悠くん』のご家庭に伺うことになっていたのだが…。

こんな感じで始まる物語なのですが、

先にも書いた通り、

主人公目線で感じる違和感がちゃんと書かれているので、

1つの予想は容易に立てることができると思います。

しかし、

その後語られる矢野家の父親からの後日談で、

物語の様相が大きく変わってしまいます

その衝撃のデカさたるや!

恐らくこの結末は予想できないでしょう。

ぜひ読んでみて欲しいです。

終わりに

ここまで、

結城真一郎さんの「#真相をお話しします

を紹介してきましたが、

いかがでしたでしょうか?

 

ここまで読者の予想を

上回る話を創造し続けるって

素直にすごいな~と思って読んでいました。

長編作品も書かれているようなので、

他の作品も読んでみたくなりました。

どんどん好きな作家が増えていくって楽しいですね♪

当ブログでは

本屋大賞2023ノミネート作品として、

他の作品も紹介しています。

よかったら読んでみてください。

【衝撃の結末に震えろ!】夕木春央の「方舟」作品紹介
今回は、SNSでも購入者続出!ミステリー作家からの絶賛の声も続出!となっている話題作、夕木春央さんの「方舟」を紹介していきます。Twitterで、読了ツイートは見るものの、どの方も感想は控えていて、「とにかく読め!」というものが多かったこともあり、釣られて買ってしまいました。 読了したので感想を記事にしています。

また、このブログの他に

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今回はここまで!

ありがとうございました。

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