【140文字】短くも濃密なさよならの物語、『すべての恋が終わるとしても~140文字のさよならの話~』作品紹介

小説紹介

はい、こんにちは。キザメです。

今回は、

冬野夜空さんの「すべての恋が終わるとしても~140文字のさよならの話~

を紹介していきます。

こちらの作品は、

「すべての恋が終わるとしても」シリーズの第二弾の作品です。

第二弾とは言いましたが、

実は第一弾は読んでなかったりするんですよね(;’∀’)

ただ、この本が本屋に並んでいるのを見て

気になってしまい順番気にせず手に取った次第です。

 

読んでみて、140文字でこれだけ世界観を表現できるのは

凄いなと感動しました。

感想含め話していきますので

ぜひお付き合いください。

 

それでは始めていきましょう。

あらすじ

すべての恋が終わるとしても

この人を好きになってよかったって

いつか思えたら、それは最高の恋だ。

本書より引用
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見どころ

39本の超短編1本の短編で構成されています。

超短編は140字ということもあり、

サラーっと読めるんですが、

1つの物語がギューーーっと濃縮されたような感じで、

この短い中でも感情の揺れを感じられますし、

何より描かれていないその前後の物語も

想像させてくれる文章の美しさをも感じました。

そして、

1本ある短編はこの中の一つの超短編を物語化した作品になっています

(もしかしたら順番は逆かもしれませんが…)。

なので、超短編で感じた世界観について

ある意味答え合わせができるような感覚で読めました

超短編の中で好きな作品

さて、ここからは39本ある超短編の中から

個人的に好きな作品を紹介していきます。

「いちばん好きな人」「いちばん好きな人だから」

これは連作になっていて、

同じ場面を男女それぞれの視点で描かれています。

女性が聞いたとある質問に対する男性が答えたことが

描かれているのですが、

正直、これはすれ違いがすごいなと…。

でも、現実にこういう結末を迎えちゃうカップルもいるのかな

と思うと恐ろしいですねΣ(゚д゚lll)

だって2人ともお互いが好きなんですもん

想いをまっすぐに伝えた男

質問に対する答えとしてそのまま受け取った女…。

少なくとも、

そこで終わりにしないでちゃんとお互いの意図を問いただしていれば…

そう思わずにはいられないです。

さて、どんな質問が投げかけられたのか…

気になる人はぜひ読んでみてください。

「三月十四日」

これも素敵な話だと思いました。

理系の中で、

十一月二十二日(いい夫婦の日)以上に

プロポーズの日として定着しそうな予感がします。

短編を読んで感じたこと

短編からは、「慣れの怖さ」を感じました。゚(゚´Д`゚)゚。

これも短編なのであまり多くは語れませんが、

どんなに運命的で居心地のいい関係性であっても、

その関係性に慣れてしまうと、

段々と甘えてしまい次第に「ありがとう」などの

これまでは言えていた言葉がなくなってしまう

最初は幸せに埋もれていたそんな歪み・違和感といったものが、

慣れてくることで急に目に見えて不快なものへと姿を変え、

相手の嫌なところとして印象づいてしまう

そうして、

好きで居心地のいいはずだった相手が

嫌いな人へと変わっていってしまう…。

そんな、あまり考えたくはないけど、

誰もが通り得る道を示してくれているようで、

胸が苦しくなりました(>人<;)

居心地がいいと感じた時こそ、

意識して感謝を伝えてみましょうね(*゚∀゚*)

Bitly

終わりに

ここまで、

冬野夜空さんの「すべての恋が終わるとしても~140文字のさよならの話~

を紹介してきましたが、

いかがでしたでしょうか?

 

いや~これは第一弾も読まずにはいられませんね。

あの短い中でこれだけの切ない話や世界観を作り上げられるのは

純粋に凄いと思いました。

冬野先生の他の作品も読んでみたいと思います。

また読了記事書きますので、お楽しみに♪

 

当ブログでは、これからも

漫画や小説などの紹介記事を投稿していきますので、

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今回はここまで!

ありがとうございました。

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