はい、こんにちは。キザメです。
今回は、
はやみねかおるさんの「そして五人がいなくなる（夢水清志郎事件ノート①）」
を紹介していきます。
私は、子供の頃漫画しか読まない子供だったため、
こういう児童文学はほとんど通ってこなかったんですよね。
なので、今になってその空白期間を埋めるように
夢水清志郎シリーズに手を出してみております。
それでは始めていきましょう。
あらすじ
夢水清志郎は名探偵。表札にも名刺にも、ちゃんとそう書いてある。だけど、ものわすれの名人で、自分がごはんを食べたかどうかさえわすれちゃう。おまけに、ものぐさでマイペース。こんな名（迷）探偵が、つぎつぎに子どもを消してしまう怪人「伯爵」事件に挑戦すれば、たちまち謎は解決……するわけはない。笑いがいっぱいの謎解きミステリー。
見どころ
読んでみて、多くの読書家さんたちが、
「読書にハマったきっかけだ」
と言うのがよく分かりました。
それほどに面白かったし、事件の真相自体もほどよく難しかった気がします。
私は、動機はすぐわかったけど、トリックは…(・_・;)
まだまだですね。
少し内容に触れていきましょう。
ある日、とある街の古びた洋館に一人の男が引っ越してきた。
表札に「名探偵 夢水清志郎」と書いてあるその隣人に
興味をもった隣りに住む女の子が、ちょっかいを掛けていきます。
実はこの女の子は三つ子で、名を亜衣、真衣、美衣。
毎日違う子が訪問して後でネタバラシをする予定が、
一巡したところであっさりバレてしまう。
それで、余計に気に入った三姉妹は、
親しみを込めて「教授」と清志郎のことを呼び、
交流が始まっていく…。
こんな感じで始まっていく物語です。
夢水清志郎は、すごい推理を見せる一方で、
興味のないことに対する記憶力が著しく低く、
自身の誕生日を覚えていないばかりじゃなく、
食事を摂ることも忘れてしまうこともある始末。
三姉妹も個性的で、
長女の亜衣は、読書が大好きで読解力に優れる。
二女の真衣は、運動神経抜群。
三女の美衣は、新聞を読むのが好きで、外国語を含めた語学力が高い。
こんな三姉妹と夢水清志郎がとある事件に巻き込まれていきます。
夏休みのある日、
三姉妹と夢水清志郎は、
隣町にある「オムラ・アミューズメント・パーク」
という遊園地に遊びにいきました。
そこで行われたマジックショーの最中、
「伯爵」と名乗る男が、人体消失マジックと称して一人の女の子を消してしまう。
そして、
「伯爵」からの犯行声明が…。
「わたしのマジックは、まだ始まったばかりだ。あと四人――。
あと四人の人間を、このオムラ・アミューズメント・パークで消してみせよう。」
こうして、伯爵と夢水清志郎の対決が幕を開ける…！
あとは、読んでのお楽しみになのですが、
夢水清志郎のムーブを含めて
優しさにあふれる物語でした。
日々、殺伐としたミステリーを読んでいることもあり、
こういう優しく温かな気持ちになれる作品はありがたいですね。
児童書ミステリーの醍醐味って気がします。
とても読みやすいので、
読書やミステリーの入門にも良いんじゃないかなと思いますので、
ぜひ手にとって見ていただきたいです。
終わりに
ここまで
はやみねかおるさんの「そして五人がいなくなる（夢水清志郎事件ノート①）」
を紹介してきましたが、
いかがでしたでしょうか？
子供の頃にこの作品に触れてたら、
もっとミステリーにハマっていたんだろうな
って思うくらいに、
面白いし、優しいミステリーだし、
それでいてちゃんと難しい。
今後も、シリーズの他作品を読んでいきたいと思います。
当ブログでは、これからも
漫画や小説などの紹介記事を投稿していきますので、
楽しみに待っていていただければ幸いです。
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