“ミステリ”トリオが誘うミステリー沼!子供に勧めたい推理小説『放課後ミステリクラブ』

児童書

はい、こんにちは。キザメです。

今回は、

知念実希人(作)/Gurin(絵)の、『放課後ミステリクラブ

を紹介していきます。

 

正直申しますと、

児童書でこういう作品が出ていて、

しかも著者が、

あの知念実希人先生が児童書を書かれているなんて

知りませんでした。

 

この度、児童書では初となる

本屋大賞にノミネートされた作品ということで、

手に取ったわけですが、

こりゃ勧めたくなっちゃうのもわかるなーという

面白い作品でした。

 

それでは始めていきましょう。

あらすじ

夜の学校。プールにはなたれた金魚。

だれが、なんのために?

4年1組、辻堂天馬・柚木陸・神山美鈴、

通称「ミステリトリオ」が先生の依頼で動き出す!

「ぼくは読者に挑戦する」

名探偵辻堂天馬の挑戦に、

キミはこたえられるか―――?

本書背表紙より引用
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見どころ

いやー面白い!

本屋大賞ノミネートも納得です

多分、ミステリ好きになる子供が増えること間違いなしです

 

事件の概要としては、

この年初めてのプール授業を翌日に控えたある夜、

消毒用の塩素を撒くためにプールを訪れた先生が、

プールの中に大量の金魚が放たれていることを発見します。

それもあって、翌日のプール授業は中止に。

その日の放課後、ミステリクラブのもとに

この件についての調査依頼が入る。

こんな感じで始まっていく物語です。

 

この「金魚の泳ぐプール事件」と並行して発生した、

学校にあるとても貴重なおじぞうさんが倒されていた件の謎に

ミステリクラブの3人が挑んでいきます。

 

児童書でそれほど長い作品ではないので、

内容に触れようとすると、

核心に触れてしまいそうなので、

ぜひ読んでみていただきたいのですが、

一応、ミステリ好きのはしくれとして、

謎解きに関しては概ね当てることができました。

ただ、児童書としてはいい感じの難易度なんじゃないかなと思います。

序盤からヒントを散りばめてくれてますし、

「僕は読者に挑戦する」

の文言で、ちゃんと解決パートが区切られてますので、

勢いで読まず、

一度手を止めて振り返りながら考えさせてくれる余地をくれるのも良かったです。

結末もとても優しいものなので、

その温かさ込みでミステリが好きになってもらえるんじゃないかと思っています。

 

他にも、

天馬、陸、美鈴の3人が“ミステリ”トリオと呼ばれる理由や

3人のバランスというか、

ザ・トリオものって感じの役割分担が絶妙でした。

一番普通の子供だなと思っていた「陸」がまさか・・・!

 

最後に、

天馬がミステリ小説を読んでいるシーンが何度となく描かれていますが、

巻末の方に、読んでいる作品が紹介されていますし、

どの作品も小中学生向けにも出版されている作品ばかりのようなので、

この作品がきっかけで、

世界的に有名な作品や作家にも興味が出てくるかもしれませんね

大人が読んでも面白いと思ったので、

親子で謎を解き合っても楽しいかもしれませんね。

 

Bitly

終わりに

ここまで、

知念実希人(作)/Gurin(絵)の、『放課後ミステリクラブ

を紹介してきましたが、

いかがでしたでしょうか?

 

あまりに面白くて魅力的だったので、

すぐに第2弾の作品も買ってしまいました。

続刊の感想もこの記事で語っていきたいなと思っていますので

お楽しみに♪

 

また、他の本屋大賞ノミネート作品についても紹介しておりますので、

よかったら読んでみてください。

『成瀬は天下を取りにいく』↓

【本屋大賞ノミネート】地元愛溢れるニューヒロイン誕生!『成瀬は天下を取りにいく』
今回は、宮島未奈さんの「成瀬は天下を取りにいく」を紹介していきます。この作品は、「女による女のためのR-18文学賞」で大賞を含む三冠を獲得した「ありがとう西武大津店」を含む6話の連作短編です。成瀬あかりという魅力的な主人公に惹かれつつ地元への郷愁も呼び起こされる作品となっています。ぜひ読んでみてください。

 

当ブログでは、これからも

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