【飛ぶ教室】日常は臆測の宝庫!臆測は悪い事じゃない!『日々臆測』作品紹介

児童書

はい、こんにちは。キザメです。

今回は、

ヨシタケシンスケさんの「日々臆測

を紹介していきます。

 

ヨシタケシンスケさんと又吉直樹の共著「その本は

を読んで以来、

ヨシタケシンスケさんの描く話が好きになってしまい

ちょこちょこ作品を読むようになりました。

今回はその中から、「日々臆測」を紹介していきたいと思います。

 

それでは始めていきましょう。

あらすじ

みだれとべ! 臆測!
さえわたれ! 臆測!

ヨシタケシンスケはその日、
何を見て、何を思ったのか。その記録。

児童文学総合誌「飛ぶ教室」での人気連載「日々臆測」が単行本化! 絵と文で綴られた 臆測の記録 90話と小さいお話たちを一冊にまとめました。臆測派の方々も、そうじゃない方々も、ぜひ。

Amazon商品ページより引用
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見どころ

 「臆測でものを言うな」。大人の世界では、よく言われる言葉です。まったくその通りだと思います。しかし、そんなことがよく言われる必要があるくらい、世の中は臆測で満たされているのかもしれません。かくいう私も、日々、臆測ばかりしています。

本書「はじめに」より

 このような作者の言葉から始まる本作ですが、

序盤と終盤は1ページにつき1臆測が描かれています。

中盤では、短いお話や表紙となったイラストが描かれていますし、

描かれるに至った思考過程も端的にではありますが描かれています。

 

掲載されている臆測たちを読むと、

くだらない事考えてるなー

なんてクスッと笑ってしまったのですが

でも…とふと考えると、

小さい頃はこんなことよく考えてたよなー

みたいな感じで物思いにふけってしまったりもしました

大人になってしまうと、

バカらしい

と一蹴してしまいそうなこうした臆測が、

物語を作る上では大切な感性になったりするのかな

思わされた作品でした。

 

この作品の中には90もの臆測が収録されています。

この中から個人的に好きな臆測を3つ紹介します。

 

夢の跡

これはリサイクルショップに関する臆測です。

きっと、リサイクルショップに行って

置かれた商品たちを眺めたくなると思います。

 

見つめていたい

スマホにまつわる臆測です。

こんな未来は嫌だな~ってなりました

 

自由の正体

睡眠時間にまつわる臆測です。

けっこう深い話だと個人的には思っています。

みなさん枕にはこだわりましょう!

 

 

さて、中盤で描かれる短い話やイラストについても触れていきましょう。

個人的には、2つのイラストがかなり好みなのですが、

載せちゃうと楽しみを奪ってしまうので

ここでは遠慮させていただいて、

好きな短いお話を話していきます。

 

『絵本』がテーマのみじかいお話「よみきかせロボ メデタシ―

この話は、絵本の読み聞かせをするロボットが主人公です。

読み聞かせをしていた子どもたちが成長していき、

読み聞かせる相手がいなくなってしまったロボットは

子供を探しに旅に出ます…。

 

どこかノスタルジーな雰囲気がありつつ

旅の途中で訪れる価値観の変化には、どこか希望めいたものを感じました。

道はひとつじゃない!」的な。

ぜひ読んでみてください。

 

この本を読むと、

同じようなこと考えたことある~

確かに気になってたんだよね

みたいなことを思う臆測がひとつは見つかるんじゃないんでしょうか?

だってここには90もの臆測たちが描かれているんですから。

 

みなさんも家の中や街の中、

いろんなところで臆測を働かせて、

日常をクスッと笑えるものに変えてみましょう!

その源泉はここにあります。

Bitly

終わりに

ここまで、

ヨシタケシンスケさんの「日々臆測

を紹介してきましたが、

いかがでしたでしょうか?

 

ヨシタケシンスケさんの作品は、

ありふれた日常に彩や気付きをくれるので、

大人になってから出会いましたが、

大好きな作品たちとなっています。

みなさんのそんな出会いの一助になれたら

これほどうれしいことはありません

 

当ブログで、以前に紹介した

ヨシタケシンスケ作品も載せておきますので、

日々臆測」と併せて読んでみてください。

・『ぼくのニセモノをつくるには』

【自分探し】もっと自分のことを知りたくなる!「ぼくのニセモノをつくるには」作品紹介
今回は、ヨシタケシンスケさんの「ぼくのニセモノをつくるには」を紹介していきます。この作品は、読むと自分のことを考えたくなるお話でした。親子で自分のことを教え合ってみたら楽しそうですね。この本に沿って考えてみたらいかがでしょう?

・『その本は』

【大人にも刺さる物語】又吉直樹とヨシタケシンスケの二人が贈る本のお話「その本は」
今回は、又吉直樹とヨシタケシンスケの2人による、本にまつわる物語「その本は」を紹介していきます。書店でも目立つところに置かれているので気になっている方も多いのではないですか?ぜひ、読んでいってください。キザメの思い出の1冊も紹介しています。

 

当ブログでは、これからも

漫画や小説などの紹介記事を投稿していきますので、

楽しみに待っていていただければ幸いです。

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今回はここまで!

ありがとうございました。

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