はい、こんにちは。キザメです。
今回はタイトルにもあるように、
『名刺がわりの小説10選』ということで、
キザメの好きな小説を10作品紹介していきたいと思います。
この『名刺がわりの小説10選』というのは、
X上でよく小説好きがポストしているのを見かけるものですが、
このブログでもやってみたいなと思い、
今回記事を書かせていただきました。
【2023年12月版】としていることからもお分かりかとは思いますが、
今後も随時更新していきたいなとは思っておりますので、
楽しみにしていただければと思います。
それでははじめていきましょう。
名刺がわりの小説10選
発表する前に1つ前置きをさせてください。
今回の10選に関しては、
『ブログ立ち上げ以降読んだ作品』とさせていただきます。
つまりは、記事に起こした作品から選ぶということです。
正直申しますと、
ブログ立ち上げ以前に読んだ作品で大好きな作品というのはいくつもあるのですが、
昔はこうした記録は残していなかったので、
感想やら細かな設定などあやふやな部分が多いため、
現時点では選出せず、
今後再読して記事に起こしてから選んでいくこととさせていただきます。
なお、当ブログで紹介している作品は、
こちら↓の記事にまとめていますので、ご参考までに。
それでは10選紹介していきます。
十角館の殺人/綾辻行人
この作品は外せませんね。
有名なあの一言!
あの一言で、ひっくり返される快感たるや(*’▽’)
真相がわかってみれば、
「確かに…」とは、思いますが、
もう組み立て方がすごいですよね。
しかも、この作品の初版が出版されたのが1987年っていう…。
私が生まれる前というのが、もはや衝撃ですよね。
35年にも渡って愛され続ける作品。
まだ読んでないよという人はぜひ!
紹介記事はこちら↓
葉桜の季節に君を想うということ/歌野晶午
いやーやられました。
こんなどんでん返しが待っているとは思いませんでした。
こりゃ、4冠取っちゃうわけだよ、
と納得の作品です。
最初に思い描くであろう世界観は、
漏れなく虚構ですのでご安心ください(?)
でもそのイメージが音を立てて崩れ去るときは
快感すら感じてしまいました(笑)
あえて、内容には触れません。
ぜひ読んでみてください。
向日葵の咲かない夏/道尾秀介
この作品は、どんでん返しものであり、嫌ミスでもありましたね。
後半に起こるある出来事で、
これまで見えていた世界観が
全くの偽物だったとわかったときの救いのなさは
重く心に残るものがありました。
ただ、読む手が止まらなかったのも事実。
私としてはめずらしく、
一晩で読み終えてしまい、
あまりの衝撃にその晩の夢で主人公のミチオの目線になって
この世界を行動することになり、
ひっくり返った場面で目が覚めるという体験もしてしまいました。
万人にオススメはできませんが、
気になる方は覚悟して読んでください。
以上3作品は、こちらの記事↓でまとめて紹介しています。
方舟/夕木春央
地下建造物に閉じ込められた10名の人たち。
脱出するためには一人が犠牲にならないといけない。
そんなヒリついた探り合いの中で起きる殺人…。
この状況だけでも面白そうなのに、
最後に待ち受ける衝撃は
期待以上でした。
「えっ・・・」ってしばらく固まってしまいましたもんね(;゚Д゚)
紹介記事はこちら↓
十戒/夕木春央
伯父の死後、
伯父が所有する島をリゾート開発する計画が持ち上がり、
視察に向かった9人の関係者たち。
そこには何故か大量の爆弾があった…。
翌日から起こる殺人と、
犯人を捜してはならないという謎の戒律に縛られる3日間が幕を開ける…。
こちらも「方舟」に負けず劣らず、
シチュエーションから面白い作品です。
殺人+爆弾という極限状態にありながら、
少しコミカルな場面もあったりしますし、
最後の真相が明らかになるシーンの描き方がめっちゃ良くて、
「うわ~、こんな明かし方…なんかカッコええやん!」
ってなっちゃいましたね(*’▽’)
個人的な意見としては、
ぜひとも「方舟」を読んでから手に取っていただきたい作品でした。
紹介記事はこちら↓
夕木先生の作品が2つ入りましたね。
正直なところ同一作者の作品は、
選ばないようにしようかとも思ったのですが、
この2作品は、ぜひともセットで読んでほしいとの思いもあって、
選ばせていただきました。
月の立つ林で/青山美智子
5つの話で構成されていますが、
どの話にも「ツキない話」という
ポッドキャストが関わってきます。
そこで語られる「月」にまつわるエピソードが、
妙にスッと自分に入ってくる感じがして、
本当に自分が聴いているような心地よさを感じました。
だれもが目にする「月」がキーとなり展開されていく物語ですが、
この作品を読んで新しいスタートを意味する「新月」が
特別気になるようになりました。
今までは、
月の見えない寂しい日という印象でしたが、
これからは何かを始めるきっかけの日という待ち遠しい日となりそうです。
紹介記事はこちら↓
出版禁止/長江俊和
こういうフェイクドキュメンタリーという
形式のものは読んだことがなかったので、
わくわくしながら読み始めました。
作中のルポ、「カミュの刺客」が
そもそも面白くて、
ホントに創作物なのかなと
思うくらい話がリアルで、
段々とルポの世界に引き込まれていくのを感じました。
正直言うと、
作中の取材対象の女性がライターに言った言葉で
思わず涙が流れてしまったほどです。
ただ、このルポにのめりこめばのめりこむほど、
ラストの展開がもたらす衝撃は
計り知れないものになるでしょう!
再読必至の衝撃のルポルタージュ
ぜひ読んでみてほしいです。
紹介記事はこちら↓
かがみの孤城/辻村深月
この作品は、
メインテーマとして「イジメ」や「不登校」というのがあるので、
そう聞くと、中々とっつきにくく、
それでいて心情もしっかりと描かれているので
読んでいて辛さも感じる作品でした。
作品全体を通して、
心理描写や置かれている状況などしっかりと書き込まれているので、
登場人物、主に「こころ」の1年間を追体験できる物語でした。
辛い部分も多く描かれていますが、
謎解きあり、伏線回収もありなので、
ワクワクする要素も込められていおり、
読む手が止まりませんでした。
そして迎えるラストは思わず涙が出てしまいましたね(ToT)
個人的には、映画版のラストも好きでした。
ぜひ読んでみてください。
紹介記事はこちら↓
アリアドネの声/井上真偽
災害救助とドローン、そして三重苦を抱えた被災者。
その状況に立ち向かうドローン操縦者の抱えた十字架。
被災者にかかるある疑念。
色んなものが収斂した先に待ち受ける結末には、
涙が止まりませんでした。
紹介記事はこちら↓
正欲/朝井リョウ
この本を読んだ後、“多様性”という言葉が薄っぺらく感じました。
間違いなく、価値観や世の中の見え方が変わる作品だと思います。
紹介記事はこちら↓
終わりに
ここまで、
『名刺がわりの小説10選』を紹介してきましたが、
いかがでしたでしょうか?
今回は、ブログで紹介したことのある作品から選ばせていただきましたが、
過去に読んできた作品たちの中にも、
もちろん、10選に選びたい作品はたくさんあります。
ガンガン再読していきたいなと思ってもいますし、
もちろん新作だって読んでいきたいなと思っています。
定期的に、この『名刺がわりの小説10選』は
更新していこうかと思っていますので、
お楽しみに♪
当ブログでは、これからも
漫画や小説などの紹介記事を投稿していきますので、
楽しみに待っていていただければ幸いです。
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