はい、こんにちは。キザメです。
今回は、
西尾維新(原作)/岩崎優次(作画)の『暗号学園のいろは』
を紹介していきます。
私は、『化物語』を読んで以来、
西尾維新先生のファンで、
ジャンプから暗号ものが出るということで楽しみに手に取ったわけです。
読んでみた今となっては、
こんだけ頭を使う作品も久々で少し頭が疲れてしまいましたが、
楽しい作品でした。
それでは始めていきましょう。
あらすじ
来たる世界大戦に備えて、暗号解読に長けた少女達が集う軍人学校。
その名も「暗号学園」!!
そんな高校とは露知らずに入学してしまったいろは坂いろはは、
ひょんなことから学園生活を懸けた暗号バトルに巻き込まれることに…。
苦戦するいろはだが、その手にはあらゆる戦争を停められる鍵が握られていて…!?
十五の少女達が、銃後で暗号を解く!!
奇想天外な学園ミステリードラマ、開幕!!
本書1巻裏表紙より引用
見どころ
次なる世界大戦で機密通信の解読を行うための人材を育成する
暗号学園が舞台となります。
「これから三年間、諸君には暗号を解いて解いて解きまくってもらう!
内憂外患の企みを銃後から暴け!」
「Yes,Ma’am!!(イエス、マーム)」
こんな統制の取れた軍人らしさのある学校なわけですが、
主人公の「いろは坂いろは」は
このクラス「1年A組」唯一の男子ということで注目を集める。
しかし、初日に出された課題『自己紹介X(クロス)ワード』に悪戦苦闘。
一人残って課題に取り組んでいると、
そこに現れたのは洞ヶ峠凍(ほらがとおげ こごえ)。
誰かに追われている様子の凍をかくまうと、
お礼にとめがねを渡される。
ただ、このめがねは実は戦争兵器として作られたものだった…。
こんな感じで始まる物語で、
ひとまずは19名のクラスのトップ、
「学級兵長」
を目指していく形で進んでいきます。
出される暗号の難しさもさることながら、
裏しかなさそうなキャラたちの心理戦も面白そうですよね。
西尾維新先生と言えば、
やはりキャラたちのネーミングが個性豊かですよね。
ここで、いろはのクラスメートの名前をざっと紹介したいと思います。
- 1,いろは坂 いろは
- 2,海燕 寸暇(うみつばめ すんか)
- 3,朧 そぼろ(おぼろ そぼろ)
- 4,徐 綿菓子(おもむろ ゆかこ)
- 5,絣 縁沙(かすり えんさ)
- 6,雁音 嚇音(かりがね かくね)
- 7,小芝井 躾(こしばい しつけ)
- 8,東洲斎 享楽(とうしゅうさい きょら)
- 9,(匿名 希望)(とくめい きぼう)
- 10,膾 商(なます あきな)
- 11,沼田場 愁嘆(ぬたば しゅうたん)
- 12,濃姫 家雪(のうひめ いえすの)
- 13,母倉 乱数籤(ははくら らんすろっと)
- 14,牡丹山 春霧(ぼたやま はるきり)
- 15,真蟲犇 蝌蚪(まむしひしめき おたまじゃくし)
- 16,目々蓮 馬酔木(もくもくれん あしび)
- 17,夕方 多夕(ゆうがた たゆう)
- 18,要塞村 鹵獲(ようさいむら ろかく)
- 19,羊狼川 食穂(ようろうかわ しょくほ)
いや~
どれだけ言葉を知ったらこの名前・漢字が浮かぶんですかね(;’∀’)
しかも、怖いのは
先に挙げた最初の課題『自己紹介X(クロス)ワード』を
ちゃんと全キャラに対して考えているということですよね。
現在(2023年11月24日時点)、4巻まで刊行されていますが、
ここまでで99もの暗号が提示されています。
正直、ひとつとして解けたためしがないのですが、
暗号解読に自信ありという方は、ぜひご一読ください。
個人的には、暗号とは違うのですが、
いろはと夕方多夕が戦った、『失言半減質疑応答』は、
言葉遊びここに極まれりって感じでとんでもないです。
50音をランダムに半分に分け、
自分の手持ちの25音でしか、
質問も回答もできないというゲームです。
ちなみに、
この画像のあとのページでとんでもないものを見ることになります_:(´ཀ`」 ∠):
最初に出るのは2巻なのですが、4巻で再戦があって、
ここまで考えるのかと、唖然としちゃいましたね。
気になったそこのあなた!
一緒に暗号解読してみませんか?
終わりに
ここまで、
西尾維新(原作)/岩崎優次(作画)の『暗号学園のいろは』
を紹介してきましたが、
いかがでしたでしょうか?
暗号に限らず、
謎解きや頭脳戦、心理戦が好きという方は
多分好きな話だと思います。
ぜひ、脳が疲れる漫画
読んでみてください!
当ブログでは、これからも
漫画や小説などの紹介記事を投稿していきますので、
楽しみに待っていていただければ幸いです。
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Tweets by kizame2727今回はここまで!
ありがとうございました。
追記①(5巻発売時)
2024年1月9日に5巻が発売されました。
学年大将の座をかけた戦い”三竦み捕物帖“は
取りつ取られつつの一進一退の様相を呈していた。
F組に囚われた「匿名希望」を助けるべく
敵地に乗り込んだ「いろは」。
この時のある決断が勝敗を大きく左右することに…
結末は、なんとも「いろは」の人間性が活き切ったものでした。
そして、学年大将を争ったのも束の間、
次なる舞台は学年選抜メンバーで臨む“暗号学園M(メタバース)“!
暗号学園メタバースは仮想空間に作られたダンジョンで、
暗号を解きながら地下500階を目指していく形となっている。
果たしてどんな試練が待ち受けているのか…
そして、暗号皇帝の座には誰が就くのか…
楽しみですね(*^▽^*)
個人的には、この選抜メンバー選考過程での
「いろは」と「縁沙」の絆は素敵でしたね
追記②(6巻発売時)
2024年3月9日に6巻が発売されました。
メタバース編も佳境に入り、
「いろは」は合流した「小芝井」とともにどんどん下層へ進んでいく。
参加メンバーと次々に合流するものの、
中には進行を止めようとするものも現れ、
ただ暗号を解いていけばいいという、
そう単純ではない様相を呈してきております
暗号を解きつつ明かされていく各キャラのバックボーン…。
そして、予期せぬ参加者の存在も…。
今回は、ここまであまり目立ってこなかった
「雁音」、「朧」、「膾」が良くも悪くも活躍します
追記③(7巻発売時)
2024年5月7日に7巻が発売されました。
暗号学園M(メタバース)の地下250階法廷エリアでは、
「いろは」を被告人とした裁判が行われた。
「己の暗業と向き合うフロア」と称されるこの裁判では、
「いろは」の過去が明らかにされ抉られていく…
そんな中での、弁護人を務めた縁ちゃん。
彼女の発する言葉が、
「いろは」への愛に溢れていてなんだか泣けてしまいました
そして、地下499階から始まる暗号皇帝をかけた闘いは、
作中でも言われていますが、
「世界の戦争がこんな風に行われればいいのに」
と思いたくなるほどに、激しくも楽しそうなものでした.
結末まで含め、実にいろはらしさ満載で、
この作品が世界各国に広がって欲しいとさえ思ってしまいました。
個人的には、番外編として描かれた修学旅行編での最後のセリフが
「アロハ」
だったところが、実に西尾維新作品らしくて好きですね
そして余談にはなりますが、
マジで暗号解けなかった―(ToT)/~~~
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