【自由研究】【読書感想文】苦手な子供は読んでみて!満点ゲットシリーズ紹介

児童書

はい、こんにちは。キザメです。

世間はお盆ということで、

夏休みも折り返しを過ぎる頃合いでしょうか?

 

私は看護師として働いてから、

夏休みなどの長期休みとは無縁の生活を送っております。

多分今夏も2連休が点在するだけの勤務となることでしょう_:(´ཀ`」 ∠):

 

まあ、それはさておき、

みなさんは夏休みの宿題は計画的に終わらせるタイプでしたか?

それとも、最終日に泣きを見るタイプでしたか?

私は完全に後者でしたね(・・;)

夏休みと言えばたくさん宿題が出るわけですが、

私は特に苦手だったのが、読書感想文自由研究でした。

きっと同じだという人も多いことでしょう。

私は結構やばくて、

読書感想文の書き出しが書けず、1日中一文字も書けずにいたり

自由研究も何をしたらいいのか分からず、親主体で進めてもらったりと、

ろくでもない、小学生時代でした。

今はもう、こういうことが求められるわけではないのですが、

最近、私がこのブログをやっていることを知っている知人から、

うちの子供たちはこの本を読んでから自分で頑張れるようになったよ

と教えてもらったのが、今回紹介する作品です。

集英社から出ている

満点ゲットシリーズ

という作品群から、

ちびまる子ちゃんの読書感想文教室

ちびまる子ちゃんの自由研究

を紹介していきます。

それでははじめていきましょう。

【満点ゲットシリーズ】とは?

ちびまる子ちゃんや両さん、翼くんといった、集英社のまんがの人気キャラクターが、いろいろな強化や悩みの解決方法を教えてくれる学習まんがシリーズ。発売から巻を重ね現在は530万部を突破しています。

集英社の児童図書エスキッズランド 満点ゲットシリーズのページより引用

この満点ゲットシリーズは、

多くの教科やジャンルに関する本が出ています。

大きく分類すると、

  • 国語
  • 算数
  • 理科
  • 社会
  • 英語
  • スポーツ
  • あそび・手作り
  • なぞなぞ・クイズ
  • 自由研究

このように多岐にわたり、

これがさらに細分化されています。

*この写真は、2021年に刊行時のラインナップとなっていますm(_ _)m

また、この他に

せいかつプラス」というジャンルの本も出ていて、

  • 自分で考える力
  • 目標に向かって努力する力
  • 人を思いやる気持ち
  • 失敗をおそれない強さ

などが自然と育つ内容の本も出ています。

「友達づき合い」

「ラクラク勉強法」

「話しかたと発表」

「時間の使いかた」

「整理整とん」

「マナーとルール」

この「せいかつプラス」のシリーズは、

この記事を書くために満点ゲットシリーズについて

調べたときに存在を知ったのですが、

正直、大人の自分も読んでみたいなと思うテーマが

取り上げられていて、

この記事の主題とはズレてしまっているのですが、

この記事に辿り着いたみなさんに紹介したいと思い、

書かせていただいています。

話しかたと発表」や「整理整とん」、「時間の使いかた

は、読んでみようと思っているので

また記事にして紹介していきますね。

 

さて、少し脱線してしまいましたが、

本題に移っていきましょう。

【ちびまる子ちゃんの読書感想文教室】

この作品は、マンガパートと解説パートに分けて展開されていて

大変読みやすい構成になっています。

 

読書感想文の描き方を5章の構成で書いていて、

以下のようになっています。

  • 第1章、だれにでも絶対書ける!読書感想文の書きかた きほんへん
  • 第2章、めざせ!達人感想文 オリジナル感想文を書くコツ
  • 第3章、読書感想文のおとしあな 文章作法と表現に気をつけよう
  • 第4章、見直しでかんぺき! 読書感想文の仕上げかた
  • 第5章、読書感想文を書くための 楽しい本えらびのコツ

 

今回は、第1章についてお話しさせていただき、本書の紹介とさせていただきます。

第1章、だれにでも絶対書ける!読書感想文の書きかた きほんへん

本書では、読書感想文の書きかたのコツを

5つの“わざ”として紹介しています。

  • 満点わざ① 書き出しは「本との出会い」から
  • 満点わざ② あらすじをまとめよう
  • 満点わざ③ 「感想のたね」をさがそう
  • 満点わざ④ 「たね」が気になったのはなぜ?
  • 満点わざ⑤ 本を読んでここが変わった!

なんだか、「感想のたね」って素敵な表現ですよね。

 

それでは満点わざを紹介していきましょう。

満点わざ① 書き出しは「本との出会い」から

冒頭でも書きましたが、

私は、書き出しが書き出せず一日中悩んでいた経験があるので、

この書き出しから“わざ”を紹介してもらえているのはありがたいですね。

多くの人が悩むってことなんですかね。

 

本書では、

書き出しは「本との出会いから」描いてみることを勧めています。

  • タイトルにひかれたのか…、
  • 友達が勧めてくれたのか…、
  • 帯文が素敵だったのか…、
  • 挿絵がひかれたのか…、

 

本との出会い方は千差万別!

あなたとその本との出会いを書き出しで書くことで

その感想文は「あなただけの感想文」になると言っています。

満点わざ② あらすじをまとめよう

あらすじとは、

感想文を読んだ人が、その本のことを何も知らなくても、

「こんな話なんだな」とわかるように、

だいたいの話の内容を短くまとめたもののことを言います。

 

この、あらすじとしてまとめるというのも苦手でしたね(-_-;)

なんだかまとめきれなくてズルズルと長くなっちゃうんですよね。

 

この本では、あらすじをまとめるコツとして、

  • いつ(いつのできごとですか?)
  • どこで(どんな場所でおこったことですか?)
  • だれが(どんな登場人物が出てきましたか?)
  • 何をした(どんなことがおこりましたか?)

以上の4点についてまとめてみるとよいと言っています。

全てを組み込む必要はなく、

特に「だれが」と「何をした」の部分をまとめられるといいそうです。

例として

「赤毛のアン」のあらすじを

『この本は、

主人公のアンが  ← だれが

たくさんの人々とのふれあいを通して  ← どのように

成長していく  ← なにをした

物語です。』

とまとめています。

真ん中の肉付け部分は

いつ」「どこで」「だれと」「どのように

といった内容が入ると短くても内容が伝わりやすくなるようです。

満点わざ③ 「感想のたね」をさがそう

「感想のたね」というのは

本を読んで心が動いたところ

のことを言います。

例えば、

  • おもしろかったところ
  • 心に残ったことばやセリフ
  • 泣きそうになったところ
  • すてきだと思ったところ

などのような、自分の印象に残ったこと・場面などを

書きとめていくといいでしょう。

満点わざ④ 「たね」が気になったのはなぜ?

感想のたねを見つけたら、その理由も考えてみましょう。

  • どうしてそう思いましたか?
  • そう思ったきっかけはなんですか?

このように自分に問いかけてみてください。

 

「心が動いたところ+その理由」

これが感想となるので、

この二つを見つけることが、

読書感想文の大事な部分になってきます。

 

満点わざ⑤ 本を読んでここが変わった!

最後は感想文の終わり方の部分になります。

「その本を読んで、

自分がどのように変わったのか、

自分にとってどのような影響があったのか

について書いてみましょう。

影響というと難しいかもしれませんが、

  • 今までとは考え方が変わった
  • これからは○○を頑張ってみようと思った
  • 誰かに教えてあげたいと思った

といった本を読んだ後に生じた気持ちの変化を探して書いてみてください。

これが、感想文の「しめ」となっていきます。

終わりに

以上で、

「第1章、だれにでも絶対書ける!読書感想文の書きかた きほんへん」

の紹介は終わりとなります。

 

この後のページでは、

きほんの感想文シート」と名付けられた

書き込みページもあり、

紹介した満点わざ①~⑤についてそれぞれ書き出せるようになっています。

途中出てきた、赤毛のアンに関しての

感想文の例文も出てくるので大変参考になります。

 

この他にも、タイトルのつけ方や

より個別性を出すための“達人わざ”が10個紹介されていたりもするので、

読書感想文が苦手というお子さんはぜひ読んでみてほしいです。

 

また、手前味噌な話になりますが、

この本を読んでいて、

自分自身、ブログの記事作成にも活かせそうな気がしています。

ブログやライターをやりたいけど、文章を書くのは苦手だし…

というような方にも参考になる本ではないかなと思いますので、

小学生向けではありますが、

基本のキということで読んでみてもいいかもしれませんね。

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【ちびまる子ちゃんの自由研究】

この作品は、「読書感想文教室」に比べると、

よりマンガベースで展開されています。

各キャラクターがそれぞれ自由研究を行い、

ちゃんとまとめまで描かれているので

とても参考にしやすいのではないかなと思っています。

また、この本の導入が、

会話の中に『どうして?』が多いさくらさんは

まちがいなく研究者タイプだね。

という長山君の発言から始まるのは、

興味を引きますし、

まるちゃんがそうなら、

僕も・私もできるんじゃない?

と、子供たちに思わせることに繋がるのではないかなと思います。

さて、本書では自由研究を大きく5つのステップでまとめています。

  • ステップ1、研究テーマを決めよう
  • ステップ2、仮説を立てよう
  • ステップ3、実験・観察・調査をしよう
  • ステップ4、仮説と結果をくらべて考察しよう
  • ステップ5、研究をまとめて発表しよう

 

この記事では、ステップ1について紹介していきたいと思います。

ステップ1、研究テーマを決めよう

実はここが一番難しいという人は多いのではないのでしょうか?

かく言う私も、「あ~そういうものなんでしょ?」みたいな…、

ロクに調べもせずに“そういうものだから”で済ませがちな子供だったので、

自分でテーマを決めて調べるというのはホントにできない子供でした。

 

でも今思えば、

世の中は「なんで?」「どうして?」というものに溢れているな

というのはよくわかります。

少しの好奇心があれば、テーマはいくらでも見つかるわけですね。

この第1章では、

研究テーマの見つけ方を大きく3パターン紹介しています。

 それでは始めていきましょう。

「不思議!どうして?」から研究テーマを見つける

身の回りにある「そういえばどうして?」を探してみましょう!

 

何を調べたらいいんだろう?と悩んでいるとき、

ふと身の回りに目を向けると、

意外と「そういえば、どうしてだろう?」と

知っていたようで、

実はよくわかっていないことというのが多くあることに気付きます。

 

例として、

この川の水はどこから流れてどこに向かっているのだろう?

とか、

天気予報ってどうやっているのかな?自分にもできるのかな?

とか、

猫が顔を洗うと雨が降るって聞くけど、ホントかな?

などが、挙げられています。

これだけみても、「調べてみたい!」

ってなりますし、

実際、本とかで調べると答えが分かることも多くあるとは思いますが、

きっと、ひとつ調べ始めると、

「じゃあ、○○はどうなんだろう」とか、

「こういうことも調べてみたいな」とか、

どんどんと「なぜ?」「どうして?」が増えてくるんじゃないかなと思います。

まずは、身近な「どうして?」を探してみましょう

「好き!もっと知りたい!」から研究テーマを見つける

研究テーマを探すにあたって、

もともと自分が興味を持てる好きなことをテーマにしたい

こう思う人も多いのではないでしょうか?

ただ、

好きなことを研究のテーマにするにはどうしたらいいのかわからない。

こんな意見も多いかもしれませんね。

 

ご安心ください。

この本では、好きを研究するためのテーマの決め方についても

ちゃんと書かれています。

 

ポイントとなるのは、

』で始まる言葉を入れてみる

ということです。

『ど』というのは、

  • どうして?
  • どうすれば?
  • どうなる?
  • どんな?
  • どれだけ?
  • どこ?

こんな『ど』の付く言葉をつけて考えてみましょう。

 

具体的には、

こんな考え方で進めてみるといいです。

①自分が好きなことの中で、今一番知りたいことは?

②それを、「どうして?」「どうすれば?」などの『ど』で始まる言葉を入れた文章にして、最後を「研究したい」で締めくくる。

 

例)たまちゃんの場合

好きなこと:手芸

やりたいこと:4歳の親戚の子供におもちゃを作ってあげたい

 

『ど』の付く言葉を加えて、研究テーマにしてみると…

「どうすれば4歳の女の子に喜ばれるおもちゃになるか、研究して作りたい」

このような感じになります。

研究テーマっぽくなりましたね。

ちなみに、この『ど』の付く言葉を入れてみるというのは、

どの研究テーマの探しかたでも使えることなので、

どんどん『ど』を使ってみてくださいね。

「こまってる!解決したい」から研究テーマを見つける 

困っていることの解決策を研究するというのは、

ある意味研究の王道ですよね。

 

昔の人は、

魚や肉などの生ものがすぐに腐ってしまって、

食べられなくなってしまうため、

干物にしたり塩漬けにしたりといった長く持たせる方法を考え出しました。

そこから、発展していき、

缶詰・瓶詰、冷蔵庫・冷凍庫が発明されていきます。

 

このように、困ったことを解決していく研究というのもいいですよね。

最近だと、ランドセルを背負わないくていい

「さんぽセル」というキャリー化できる商品が話題となりましたが、

これもアイデアの種は小学生から出ているようですね。

さんぽセル/ランドセル用スティックキャリー【悟空のきもちTHE LABO】
さんぽセルは、すべてのランドセルにタイヤをつけキャリーケース化するためのに開発されたスティックで、悟空のきもちTHE LABOが発表しました。

また、多くの発明は、

「めんどくさい」から生まれているという事実も見逃せません。

このように、身の回りの「困った」「めんどくさい」

こんなことを解決する方法を求めて研究するというのも

面白いと思います。

終わりに 

さて、ここまで第1章の研究テーマの決め方

を取り上げて話してきました。

本書では、この後

仮説の立て方や考察のやり方、発表のコツなど、

大変参考になる内容が書かれています。

また、個人的にこの本のいいなと思うところは、

各キャラが決めた研究が、

ちゃんとまとめられていて、

本人なりの結論までしっかりと書かれていることですね。

この研究テーマがどのような結論に至っていくのか…。

そこを楽しみに読んでみるだけでも、学びになりそうだなと思えます。

ぜひ、読んでみてください。

 

最後に先生が良い言葉で締めくくってくれているので、

紹介して終わりたいと思います。

この先、本を開いても、だれかにたずねても、

すぐには答えが見つからないことに必ず出会います。

そんなときは思い出してほしいのです。

これってどうしてだろう?

どうすればもっとよくなるだろう?

こうするとどうなるだろう?

そんなふうに考えぬいた今回の経験を。

人生は研究の連続です。」

 

さあ!みなさんもこの本をきっかけに

自分の中の「どうして?」について調べてみませんか?

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全体の終わりとして

普段より、長い記事となってしまいました。

ここまでお付き合いいただきありがとうございます。

 

自分がこどもの頃にこの本に出会えていたら、

もう少し主体性をもって取り組めたのかななんて

思ったりしています。

 

この満点ゲットシリーズのいいところは、

あまりいい言い方ではないかもですが、

まる子やはまじ達にできるんだから

自分にもできるんじゃないかと思わせてくれることや、

まる子のキャラが、できない側の人間からしたら

自分に重ね合わせやすいことかなと思っています。

 

ほんとは、7月の下旬にはこの記事を投稿したかったのですが、

本業の方が忙しく

ここまで遅れてしまいましたm(__)m

ちょっと期間は短いですが、参考にしていただけたら幸いです。

一応、この作品が販売中止とかにならない限りは、

毎年記事のリライトしながらみなさんの目に入るよう

投稿していきたいなと思っています。

ただ、この本自体は、いわゆる5教科などの勉強の本とは違い、

ある程度普遍性のある内容かなと思うので、

1冊持っておけば、何年も使い続けられるのかなと思っています。

気になった方は、ぜひ手に取ってみてください。

 

今回はここまで!

ありがとうございました。

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