はい、こんにちは。キザメです。
今回は30周年を迎えた金田一シリーズから
「金田一37歳の事件簿」 13巻
「犯人たちの事件簿」 11巻
「金田一少年の事件簿30th」 1巻
の新作3作品紹介していきます。
それでは始めていきましょう。
金田一37歳の事件簿
こちらは、11巻のラストから続く
「殺人二十面相編」の解決編となっています。
コミック3冊に跨る大作の解決編ということで、
非常にワクワクして読ませていただきました。
お馴染みの言葉から始まった13巻
第一の殺害現場を葉山くんと共に調べていると、
犯人の殺意が金田一に向けられて…
しかし、この出来事から真実への糸口を掴んだ金田一は、
みんなを集め
謎解きを始めるのでした。
さて、これ以上はネタバレになるので、控えさせていただきますが、
正直、犯人は前巻で予想していた人物でしたが、
トリックはまるでわからず(-。-;
まだまだ修行が足りませんな_:(´ཀ`」 ∠):
動機の部分で言うと、
やはり、その人に隠したい過去がある場合、
それを追っていた記者や
数多の情報源があるインフルエンサーというのはまさに天敵で、
どこまで行っても目ざとく自分のことを見つけてきて
何かしら干渉してきて、新しい人生をぶち壊しにくる…。
改めて悪いことはするものじゃないなと思わされましたね。
さらに言えば、
犯人の人は恐らく人を殺すつもりはなかったんだろうな
というのは回想のシーンで見てとれましたが、
不意に訪れたアクシデントで殺人を犯すと,
そこからはタガが外れたように
人生をぶち壊した連中を殺すことを決めます。
この変わり身の早さにもゾクゾクしてしまいました。
つくづく、闇は抱えるのもじゃないなと思いますね(-。-;
余談にはなりますが、
大人シリーズになってから、
最後のエピローグの終わり方が、
スッキリしない感じで、事件を解決したあと
晴れやかな気持ちで読み終えさせてくれないことが
多くなった気がするんですよね(^_^;)
いかにも続きがありそうな感じで終わっちゃうので、
「えっ?これで終わり?」みたいな戸惑いがあります。
この辺は大人ゆえの描き方って感じなのでしょうか?
さて、少しモヤッとした紹介になってしまいましたが、
タイトルからも分かるように、金田一は37歳になっています。
ということは、
少年時代のキャラたちも年を取っているわけですね。
ここまでで、
- 明智さん、
- 剣持のおっさん、
- 真壁先輩、
- 玲香ちゃん、
- 高遠洋一
- フミ
といったキャラが年を重ねて登場してきます。
ただ、美雪はここまで登場していないんですよね。
果たして登場するのか?
その辺りも楽しみに読んでみてもいいんじゃないかなと思ってます。
気になった方は是非読んでみてください。
犯人たちの事件簿
前巻の10巻で一度完結したのですが、
ここに復活しました。
今回は
【剣持警部の殺人】
【錬金術殺人事件】
【ゲームの館殺人事件】
の犯人にスポットが当てられています。
このシリーズ好きなんですよね。
本編では、割とあっさり、
いとも簡単そうに描かれるトリックシーンですが、
犯人目線で見れば、
常に綱渡りでけっこうしんどい思いをして
トリックを完成させているのがわかりますし、
あと、不意に発揮される演技力(笑)
本人もびっくりするくらいの迫真の演技は、逆に笑わずにはいられないです。
最後に、各事件のあらすじを紹介して終わりにしましょう
【剣持警部の殺人】
3年前に起きた女子高生死体遺棄事件。
その事件の3人の犯人は「少年法」のおかげで重罪を逃れていた。
犯人の1人である毒島の少年刑務所からの出所を期に、
謎の「死刑執行人」による裁きが始まった‼︎
タイミングを同じくして
3人の様子を伺っていた剣持警部が被疑者となってしまう!
剣持の潔白を証明し、真犯人を見つけられるのか!?
本書事件紹介ページより引用
【錬金術殺人事件】
絶海の孤島「恋琴島」を舞台にした
宝探しの番組に参加することになった金田一少年。
謎の天才物理学者の館「錬金術館」で、惨劇の幕が開く!
カメラの前に現れた巨大な凶器を持った仮面の「錬金術師」は、
テレビクルーを次々に殺害した後で忽然と姿を消してしまう。
その仮面の下の正体は…⁉︎
本書事件紹介ページより引用
【ゲームの館殺人事件】
遊園地の帰りに乗ったバスで眠らされ、
他の客とともに拉致された金田一少年と美雪。
目を覚ますとそこは「ゲームマスター」と名乗る
謎の人物が支配する廃病院だった!
強制的に始まる“殺人ゲーム”。
この空間から無事脱出ことはできるのか⁉︎
本書事件紹介ページより引用
本編と見比べて見ると副音声みたいで楽しめるのでオススメです!
ぜひやってみてください。
金田一少年の事件簿
30周年ということで、高校生の一(はじめ)と美雪が帰ってきました!
いやー、大人版になってから、こういう金田一は見なくなったので、
懐かしく感じちゃいますね。
さて、今回の事件ですが、
舞台は、熊野の山奥にある八咫烏村…
2週間後にダムに沈むことが決まっている村で、八咫烏を神様として祀っている。
金田一たちは、剣持の大学時代の友人である滝隆之介の依頼で、
6年前にこの八咫烏村でダム建設に反対していた
男鹿田弁護士が突然失踪し、
そのまま行方が分からなくなった事件…。
この未解決事件の謎を解き明かすべく、
八咫烏村に向かうこととなった。
金田一たちが、八咫烏村に着いたその日は、
月に一度、そして村で最後の「八咫烏詣」の日でした。
夜になり、八咫烏詣が始まりますが、
八咫烏様の祭壇に一行が到着すると、
そこに祀られていたのは、第一の被害者の生首でした…。
この第一の殺人を皮切りに次々に関係者が殺されていきますが、
どの死体も八咫烏の言い伝えになぞらえて、
生首の状態で発見されていきます。
さらに、第一の殺人は建物の構造と八咫烏詣の行程から、
五重の密室ということになり、金田一を悩ませます。
犯人は誰なのか?
そして、トリックは?
30周年を彩る記念作品となる今作ですが、
それに相応しい事件だと思います。
みなさんも一緒に謎解きしてみませんか?
終わりに
金田一少年の事件簿のシリーズ3作品紹介してきましたが、
いかがでしたでしょうか?
少年版には少年版の楽しさがあり、
大人版には大人版の楽しさがある。
そして、犯人目線で事件を見てみたらまた違った面白さがある。
さすがはミステリーコミックの金字塔!
様々な見せ方で読者を楽しませてくれます。
今では、
文庫版で一冊完結の形式で出版されてもいるようなので、
この事件を読みたいと思えば、
ピンポイントで購入ということもできます。
なお、文庫版は今回犯人たちの事件簿で登場した、
【ゲームの館殺人事件】までが発売されているようです。
まだ読んだことないよという方も、
前は読んでたなという方も、
これを機に手に取ってみてはいかがでしょうか?
なお、当ブログでは金田一少年の事件簿やその派生作品、
さらには、他のミステリー作品を紹介した記事も
書いています。
併せて読んでいただけたら幸いです。
今回はここまで!
ありがとうございました。
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