【ショートストーリー】写真から生まれた物語は繰り返し読むことで味が出る!『フォトミステリー』作品紹介

小説紹介

はい、こんにちは。キザメです。

今回は、

道尾秀介さんの『フォトミステリー』を紹介していきます。

 

作品が出るごとに新しいミステリー

我々に届けてくれる道尾秀介さん

新作が出るということで、

予約して買ってしまいました(笑)

 

読んだ感想は後述しますので

お楽しみに♪

 

それでは始めていきましょう。

あらすじ

世の中にすでに存在する写真に文を添えることで
   まったくあたらしい物語が生まれた――

     道尾秀介による危険な悪戯

写真から生まれた、道尾秀介初のショートショート集。
読み返すほど深まる――写真と連動する新感覚のミステリー。

Amazon商品ページより引用
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見どころ

語弊があるかもしれませんが、

大喜利っぽさを感じる作品でした。

写真で一言』みたいな感じで。

 

ただ、この写真からこの話が生まれるのか~って

楽しいやら驚くやら、

いろんな感情を持って読むことができました。

 

帯にも書いてある通り、

写真と物語、あとタイトルが連動してひとつの作品になっているので、

文章を読んだだけでは、「ん?」って思う作品が多いですし、

正直言えば、

一度読んだだけではわからず、

何度も反芻してやっと理解できた話もあれば、

何度か読み返した今も、今一飲み込めない話もあります(;゚Д゚)

多くの話が1ページ、多くても3ページで終わる物語なのですが、

1回で腑に落ちる作品はあまり多くはなく、

文量と比べると、読み終わるのに時間のかかる作品かなという感じです。

 

内容としては、

ミステリーというだけあって、

ゾクッとする話が多いですね。

もちろん、クスッと笑える作品もあります。

何作品かは連作になっているものもありますし、

1文だけという作品もあります。

中でも好きな作品は、

  • 能才
  • ごめんね
  • つちのうま
  • 盲点

の4つですね。

 

『能才』は、写真・タイトル・本文がガチっとハマっていて、クスッと笑える作品でした。

 

『ごめんね』は、写真から創造されるストーリーが切なくて泣ける話でした。

 

『つちのうま』は、意味が分かると、というか本文がちゃんと読めたら怖い話でした。ちゃんと文章でも魅せてくれました。

 

『盲点』は、ベースとなる話から見てもまさに盲点!という話でしたね。

 

なにぶんショートショートなものですから、内容を話そうものなら、

ほぼほぼ解説することになっちゃうので、

こんな感じの紹介でご了承くださいm(__)m

なお、写真は実際この話のもととなっている写真です。

 

全50篇からなる作品集です。

繰り返しになりますが、

サクッと読めるけど、読み返さずにはいられない作品だと思います。

ぜひ読んでみてください。

 

Bitly

終わりに

ここまで、

道尾秀介さんの『フォトミステリー』を紹介してきましたが、

いかがでしたでしょうか?

 

次から次へと新しい試みでミステリーを書いてくださるので、

ワクワクが止まらんですね。

今回は、楽しみ過ぎてすぐ読みましたが、

実は積読山に道尾作品は結構あるんですよね(;’∀’)

過去作含め、これからも道尾作品を読み続けていきたいですね。

 

道尾作品で言えば、

いけない」についても紹介記事を書いています。

折しもこちらも写真がキーとなる作品ですね。

リンクを貼っておくのでこちらもぜひ読んでみてください。

【再読必至】最後の写真が示す真実を見抜け!道尾秀介 「いけない」
今回は、道尾秀介さんの「いけない」を紹介していきます。先日文庫化された作品で、各章の最後にある写真が掲載されていて、そこに"隠された真相"が描かれているとのこと。気になりますよね?ぜひ読んでいってください。

12月4日に道尾先生の新作「きこえる」の記事も書きましたので、

ぜひ読んでください。

【QRコード】新感覚!音声が導く真相に震えろ!『きこえる』作品紹介
今回は、道尾秀介さんの「きこえる」を紹介していきます。この作品は、作中にQRコードが出てきて、それを読み取り聞こえてくる音声を聴くことで、物語の真相が明らかになる形式の作品です。正直に言って、楽しい読書体験でした。ぜひ皆さんにも味わっていただきたい作品です。

 

当ブログでは、これからも

漫画や小説などの紹介記事を投稿していきますので、

楽しみに待っていていただければ幸いです。

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今回はここまで!

ありがとうございました。

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