はい、こんにちは。キザメです。
今回は、
東川篤哉さんの「謎解きはディナーのあとで」
を紹介していきます。
それでは始めていきましょう。
あらすじ

「失礼ながら、お嬢様の目は節穴でございますか?」
令嬢刑事(デカ)と毒舌執事が難事件に挑戦!ユーモアたっぷりの本格ミステリ、ここに登場!国立署の新米刑事、宝生麗子は世界的に有名な『宝生グループ』のお嬢様。
『風祭モータース』の御曹司である風祭警部の下で、数々の事件に奮闘中だ。
大豪邸に帰ると、地味なパンツスーツからドレスに着替えてディナーを楽しむ麗子だが、難解な事件にぶちあたるたびに、その一部始終を相談する相手は“執事兼運転手”の影山。
「お嬢様の目は節穴でございますか?」
暴言すれすれの毒舌で麗子の推理力のなさを指摘しつつも、影山は鮮やかに謎を解き明かしていく――
書き下ろしショートショート収録!
見どころ
いや〜
麗子と影山、もしくは麗子と風祭警部の掛け合いが楽しくて
読み進める手が止まりませんでした。
ただ、ドラマの方をみた方からすると、
タイトルにも記したような「安楽椅子探偵」というのは腑に落ちないかも知れませんね。
その辺りの原作とドラマの違いにも
少し触れつつ、紹介していきたいと思います。
物語の舞台は国立市。
主人公の宝生麗子は国立署に務める刑事です。
上司である風祭警部とともに国立市内で起こる事件の捜査に臨んでいます。
しかし、この宝生麗子⋯
実は世界的に有名な「宝生グループ」のご令嬢でして、
一度仕事から離れれば、令嬢らしい生活が待っているわけですが、
親の敷いたレールには乗りたくないという思いから公職についているわけです。
そんな麗子ですが、刑事としての捜査能力はお世辞にも高いとは言えず、
中々解決できず家で執事の影山に相談するようになります。
それを聞いた影山が、開口一番
「失礼ながらお嬢様―――この程度の真相がお判りになられないとは、
お嬢様はアホでいらっしゃいますか」
と告げ、麗子の逆鱗に触れつつ真相を明かしていくというような
展開となっていきます。
このような形で毒舌を交えながら明かされていく、
推理パートにおける麗子と影山の会話も楽しいですし、
それ以前の捜査中における風祭警部の頓珍漢な推理に対する麗子の
心の声によるツッコミも面白いです。
そしてミステリーですから、事件そのものも
中々真相には思い至らなそうな絶妙な難しさで楽しめます。
ただ、安楽椅子探偵である以上、
推理パート以前の情報にちゃんと真相に繋がる情報がちりばめられているので、
「うわ〜、確かに言ってた〜( TДT)」みたいなことが多々ありました。
この作品は6作品の連作短編で構成されています。
個人的に好きなのは、
『第5話 二股にはお気をつけください』
が好きでしたね。
とあるマンションの一室で見つかった男性の全裸死体。
容疑者は男性と付き合いのあった四人の女性。
それぞれが身長も髪型も違う女性だったが、
重要となるのが、
事件の直前に男性が女性と一緒に部屋に向かうところを
エレベーターで鉢合わせたという方の証言。
「長い黒髪の女性でした。
その女性の頭のてっぺんが小柄な野崎さんの耳ぐらいの高さでした。」
この証言を元に捜査していくが、どうにも決め手に欠く…。
そんな中事件後と思われるタイミングで部屋から出てきた女性をみたという証言も出てきた。
その証言では、出てきた女性の身長は170くらいだったという。
これら証言が示す女性は同一人物なのか?
それとも、どちらかが犯人?
はたまた共犯?
こんな感じで展開される事件です。
この事件は、人の話す証言というものの不確かさを突きつけてきましたね。
ぜひ読んでみてもらいたいです。
ドラマとの違い
冒頭、「安楽椅子探偵」という言葉に
引っかかるドラマ視聴者がいると思うと言いました。
ドラマでは、事件現場付近に紛れ込むようにして
影山が現場の状況を見聞きするシーンが演出されていますが、
小説では、そういう描写はなく、
ただ、ディナー時の会話から得られた情報を元に謎を解く形式になっています。
故に「安楽椅子探偵」と申したわけです。
また、小説では、
謎が明らかになって終わりとなっていますので、
麗子お嬢様が、現場に乗り込んでいき
「犯人はあなたです!」と告げるシーンもありません。
よって事件の解決場面に現れるなぞの麗人「宝 生麗」と風祭警部のラブロマンス(?)
も発生していませんので、その辺りはご了承ください。
どちらも楽しい作品ですが、
個人的には小説を先に見たほうが楽しいかなって思いますね。
終わりに
ここまで
東川篤哉さんの「謎解きはディナーのあとで」
を紹介してきましたが、
いかがでしたでしょうか?
本屋大賞に選ばれたことも納得しちゃうくらい
読みやすくて面白い作品でした。
シリーズ作品がまだまだ出ているので、どんどん読んでいきたいなと思います。
当ブログでは、これからも
漫画や小説などの紹介記事を投稿していきますので、
楽しみに待っていていただければ幸いです。
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