【失恋名探偵】恋のセンサーは犯罪の知らせ⋯「犯人はキミが好きなひと」

小説紹介

はい、こんにちは。キザメです。

今回は、

阿津川辰海さんの「犯人はキミが好きなひと

を紹介していきます。

それでは始めていきましょう。

あらすじ

「お前が謎を解くと、決まって俺は相手と引き裂かれる。
お前は俺にとって、失恋の悪魔─いや、失恋名探偵だ!」
名探偵にあこがれる女子高校生・瀧花林。
彼女の幼馴染である幣原隆一郎には、ある「特異体質」がある。それは、隆一郎が好きになった女性は、必ず何らかの犯罪に関与していることである。
悪女にどうしようなく惹かれる隆一郎(花林いわく、「女の趣味が悪い」)の
特殊体質をヒントに、花林は数々の事件の謎を解き明かす。
そして、恋は衝撃の結末を迎える――!? 
本格ミステリ界の若き俊英・阿津川辰海が贈る、どんでん返しのラブコメ×本格ミステリ!

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見どころ

いや〜面白い切り口の作品でした。

あいつの好きになった人は「犯人」だ!

という決め打ちから推理も捜査も始まっていく物語。

ある意味固執しているからこそ、見えるものと見えないものがある⋯

そんな作品です。

 

物語としてはこんな感じ

名探偵を志す瀧花林には幼馴染がいる。

それが、幣原隆一郎

特に恋愛対象というわけではないが、気にかける存在。

というのも、彼にはある特異体質があるからだ。

それは、彼が好きになった人は

「必ず何らかの犯罪に関与している」というものだった。

名探偵を目指す花林にとってこれほどありがたい存在はないものの、

隆一郎からすれば、花林ほど厄介極まりない存在はない。

なぜなら、彼にとっては、恋路を引き裂く疫病神に他ならないからだ!

そんな二人の駆け引きと、

犯人ありきで展開される推理を楽しめる連作短編集です。

 

最初のうちは、

隆一郎も「あの人がそんなことをするわけがない」

という否定から入って、

捜査への協力を拒否したり

なんならミスリードを誘うような駆け引きもあったりします

ただ、そんな状況が相次ぐことで、

彼の中でも心境の変化があるのか、

後半は、自分から花林に伝えに行くような様子も見られたりして、

恋心をベースにしつつも、それ以外のところで揺れ動く思春期男子の心情が味わえます。

 

一方、花林の方も

作中一貫して隆一郎への恋心は否定はしていますが、

客観的に見た花林の行動は、

ストーカーのようでもあり

ある意味重めの独占欲のようなものも感じてしまいます

 

そんな、犯罪というものが付いて回る特殊な恋の駆け引きが楽しめます

 

そして、ミステリー部分ですが、

多くの話で犯人が決め打ちされているため、

「HOW DONE IT?」が主眼となって推理が進んでいきます。

結構会話が多めの作品なので、サラッと読めてしまうのですが、

それ故にトリックに繋がる会話や描写も流れていってしまって

一読では気付けない部分が多かったですね

でも、ちゃんと伏線は描かれているので

全く気付けないわけじゃないところが

「悔しい〜」ってなっちゃいました

 

最後まで読んだ時、是非とも続編を書いていただいて、

この二人の行く末を描いてほしいなって思いました。

正直、自分の想像する二人が幸せになれる結末は、

一つしかないかなって思っているので、

答え合わせも兼ねて是非とも続きが読みたい!

このままでは、二人の行く末が不憫すぎる(´;ω;`)

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終わりに

ここまで

阿津川辰海さんの「犯人はキミが好きなひと

を紹介してきましたが、

いかがでしたでしょうか?

 

自分の好きな人に⋯

もしくは自分自身にこういう特性があったらどうするだろうか?

そんな事を考えてしまう作品でしたね

 

この作品はわたしの推しチャンネル「ほんタメ」で行われる

『ほんタメ文学賞』でノミネートされた作品となっています。

ほんタメとは?

ほんタメ文学賞とは?

という方も含めてぜひこの動画を見ていただければと思います

当ブログでは、これからも

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楽しみに待っていていただければ幸いです。

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今回はここまで!

ありがとうございました。

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