【創作のタネ】あなたはこのタイトル、この書き出しでどんな物語を紡ぎますか?「本でした」

児童書・ヤングアダルト作品

はい、こんにちは。キザメです。

今回は、

ヨシタケシンスケさんと又吉直樹さんの共著作「本でした」

を紹介していきます。

それでは始めていきましょう。

あらすじ

シリーズ累計40万部突破! 「救ってくれたのは、本でした」

ほんの1行のヒントから彼らは、「その本」を復元していった――

お笑い芸人で芥川賞作家の又吉直樹と、大人気の絵本作家ヨシタケシンスケからの、あらゆる感情を詰め込んだ「創作」のバトン。

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見どころ

いや〜なんだか創作意欲を掻き立てられる作品でした。

きっと読み終えたら、

「本が好きで良かったな」って思うとともに、

「このタイトルだったら」自分はこんな話を想像しちゃうなって、

物語を考えてみたくなっちゃうと思います。

 

物語としてはこんな感じ。

とある村の外れにある家に男が二人住み着きました。

その男たちは、

「どんなものでも本にもどします」という立て看板を家の前に出しました。

1ページでも1行でも、

なにか手がかりがあれば復元することのできる機械を持っているというのです。

最初怪しんだ村人たちでしたが、

娯楽に飢えていたこともあり、

少しずつ復元の依頼が舞い込んでくるようになっていきます。

 

こんな導入で始まり、

以降は「こんなタイトル」「こんな書き出し」「こんな最後の一文」というような感じで、

それに沿った物語が描かれています。

 

ヨシタケシンスケさんは、主に3〜9ページほどの絵本形式で、

又吉直樹さんは、1〜5ページほどの小説形式で物語を描いており、

クスッと笑えるものから、

どこか悲しい気持ちになってしまう話だったり、

何かを示唆するような話だったりと、

色んな感情で読めるとともに、

冒頭でも書きましたが、

依頼者からの指定があるからこそ、

読者にも創造する余地があって、

「自分だったら…」って考えさせてくれます。

好きな話

作中で出てくるお話の中から、

私が好きなものを3つ紹介していきます。

どれも短い作品なので、

ざっくりとした紹介にはなってしまいますが、

ご了承ください。

整理番号6:その本は「タイトル」が『「大好きだ。迷惑だ」』でした。

このお話は、花びら占いを描いたお話となっています。

「好き」「嫌い」「好き」⋯

って想い人を頭に浮かべながら、

1枚1枚千切っていく⋯。

そんな最中に起きた奇跡のような出来事!

舞い上がる心とは裏腹に、

視点を移すとその奇跡の正体は・・・

 

なんの気なくやっていたことも、

見方を変えたら別の物語が見えてくる。

そんなお話で好きですね(*´∀`*)

整理番号14:その本は、「書き出し」が、『「テューラッド・ビョーニ現象」。名前は知らなくても言われれば「ああ!」となるアレのことである。』でした。

これは、ものの見事に又吉さんの術中にハマってしまうお話です。

「テューラッド・ビョーニ現象」・・・あなたはどんな現象か思い当たりますか?

整理番号21:その本は、「最後の一文」が、『この集合写真の全員が笑顔だったのは、そんな物語があったからだ。』でした。

この話で描かれる「そんな物語」は、

希望なのか?絶望なのか?

意見の分かれそうな気がするお話でした。

この他の話も、面白いものがたくさんありますので、

ぜひ読んでお気に入りの作品を教えてくださいね。

自分の「好き」を好きでいる勇気をくれるお話(最後の話)

整理番号27:その本は、「主人公」が、『本が好き』でした。

創作話たちの最後を飾るこのお話。

ある本が好きな少年の成長と「好きなもの」への向き合い方の変化が描かれたお話だなと思いました。

40ページ余りの作品にはなりますが、

色んな感情が押し寄せてくるお話でした。

是非とも読んでみてほしいのですが、

端的に読んだ自分の気持ちを伝えるとしたら、

「『趣味は読書です』って自信を持って言いたい」なって思えました。

この主人公と同じ気持ちや扱いを受けたことのある人はきっといると思うし、

本に限らず、あらゆる「好き」に対しても同じようなことって起きているんだと思います。

そんな自分の「好き」に自信をくれます。

そんな気持ちにさせてくれた文がこちら↓

その教室に自分と合う仲間がいなかったからといって、

世界中に自分と合う人がいないわけではない。

世界には自分と同じような趣味や性格の人がたくさんいて、

それぞれが自分の教室で孤立している。

でも、そう考えると、

世界という大きな視点では一人ではないのだ。

やがて、そんな人たちと出会う日がくる。

『近くにいたから』『席が近かったから』ではなく、

『同じものが好きだから』『一緒にいて落ち着くから』という理由で友だちができる日がくる。

無理に自分を変える必要はない。

そのままの不器用なあなたを待っている人が、どこかにいる。

あの頃の私も、一人ではなかった。

無数の孤独が、それぞれの場所で静かに待っていて、

やがて出会う日にそなえているのだ。

本文より一部抜粋

この言葉は、私に刻まれましたね。

 

いや〜読んでよかった。

Amazon.co.jp

終わりに

ここまで

ヨシタケシンスケさんと又吉直樹さんの共著作「本でした」

を紹介してきましたが、

いかがでしたでしょうか?

 

実は、この作品の巻末の方には、

お二人が描ききれなかったたくさんのお題が記されていたりします。

私も挑戦してみようかなって思いますので、

みなさんもよかったら、

各々の文章で物語を復元してみてください。

 

あと、二人の前作、

「その本は」についても紹介記事を書いていますので、

ぜひ読んでみてください。

【大人にも刺さる物語】又吉直樹とヨシタケシンスケの二人が贈る本のお話「その本は」
今回は、又吉直樹とヨシタケシンスケの2人による、本にまつわる物語「その本は」を紹介していきます。書店でも目立つところに置かれているので気になっている方も多いのではないですか?ぜひ、読んでいってください。キザメの思い出の1冊も紹介しています。

当ブログでは、これからも

漫画や小説などの紹介記事を投稿していきますので、

楽しみに待っていていただければ幸いです。

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今回はここまで!

ありがとうございました。

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