ヘビと人間が結婚⁈異種族だからこそ埋め合い愛し合える「大蛇に嫁いだ娘」

マンガ

はい、こんにちは。キザメです。

今回は、

ネット広告で見てから気になっていた

大蛇に嫁いだ娘

を最新刊である3巻まで読み終えたので、

紹介させていただきます。

 

それでは始めていきましょう。

注)なお、この記事は2022年11月に投稿された記事を加筆修正した記事となっています。

ただし、加筆修正といっても記事の内容自体は修正せず、「追記」という形で加筆しています。

 もし、加筆部分だけ見たいという方は、下の[目次]の追記部分をクリックしていただけるとそこに飛びますので、ご活用くださいm(__)m

あらすじ

「傷モノの娘だ。ちょうどよい」そう言われ、

山の主である大蛇のもとに

供物として嫁いだ少女ミヨ。

喰われるのではないかと怯えるミヨだったが、

大蛇は夫婦になれたことを喜んでいる様子。

しかし、大蛇の愛情表現は

人間のそれとは大きく異なり―――

 

異種族ゆえのすれ違いを耽美な筆致で描く、

ピュアな異類婚姻譚。

本書1巻裏表紙より引用
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見どころ

あらすじからもわかるように、

人間目線で見ればミヨはただの生贄で、

嫁ぐとはいうものの、

山の主への「土地をお守りください

というお供え物として差し出されたと思います。

ミヨが差し出された理由というのも、

父親にある嫌疑がかかり、それが晴れぬまま自殺してしまい、

昔の村八分的な扱いを受けていたため、

差し出しやすかったというのがあります。

その村八分的な扱いに至った要因には

人為的なものがあったりするのですが、

それは後々わかってくるのでここでは割愛します。

一方、大蛇の方は、

嫁いできた人間を食べるつもりはなく、

本当の嫁として共に暮らしていくつもりだったようです。

大蛇が人を愛し、共に生きたいと思った理由というのも

人間との関係において紆余曲折あった中でのものなので、

昔の信仰のことを考えると、

中々にリアリティのある話だなと感じました。

 

さて、晴れて(?)夫婦となった二人ですが、

最初の内は、

ミヨはただただ「いつ喰われてしまうのか?

という恐怖の感情しかなく、

また、大蛇の方は嬉しさのあまり、

加減の知らない愛情表現でミヨの恐怖をあおってしまいます。

*大蛇はハグのつもりです(;’∀’)

*大蛇は寒がるミヨを温めてあげているつもりです(;^ω^)

 

そんな2人ではありましたが、

折に触れ、大蛇の優しさ愛情を知り、

脱皮というある種神秘的なシーンを見たり、

冬眠の際に見せた山の主としての存在感を垣間見たり、

そして、冬を1人で越す寂しさも相まって、

少しずつミヨも心を開いて行きます。

 

種族間の違いからくるすれ違いはありつつも、

それを乗り越え互いの孤独を埋め合う、

歪でもしっかりと大きくなる愛のカタチ

ぜひ読んでみてください。

 

ただ、

性的な描写もありますので、

好き嫌いは別れちゃうのかなというのは

正直なところです。

それでも、紹介したのは、

異種族であるからこそ、

相手のことを「分かりたい」「信じたい

と向き合い対話していく姿は

美しいとさえ思ってしまったからです。

 

作中、大蛇が過去に人間を食べてきたことを知り、

ミヨが揺れるシーンがあるのですが、

そこで、嫁いでから友達になった

狸の八兵衛のセリフには

ハッとさせられてしまいました。

 

決して色物というだけではない、

気づきの多い作品です。

どうぞ手に取ってみてください。

終わりに

ここまで

大蛇に嫁いだ娘

を紹介してきましたが、

いかがでしたでしょうか?

 

この作品は多くの人に読んでみてもらいたいですね。

まだ3巻までの刊行なので、すぐ追いつけますよ(*´▽`*)

 

また、このブログの他に

Twitterでも、

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をあげたりしているので、

よかったらフォローしてください(*´∇`*)

 

今回はここまで!

ありがとうございました。

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追記①(4巻発売時)

2023年5月12日、

4巻が発売されました。

3巻までで、2人の交わりがあり、

異種族ゆえの違いを突き付けられたりしながらも

愛を育んできていました。

そんな中、不意に発覚した

父親の友人殺しの真相…。

そうして迎える4巻ですが、

Twitterにあげた感想はこんな感じ

とにかく、母親が正気に戻ってくれてよかったですね。

夫が殺人の罪を着せられそして死んでしまった…。

そんな心の負荷と喪失感で心を閉ざしててしまった上に、

夫の罪が消えるならと、

ミヨを生贄に捧げてしまったことが追い打ちをかけてしまっていたんですね。

夫が無罪だと知り、正気を取り戻した母親が、

ミヨへの贖罪として自死を選ぼうとしてしまうというのも

無理ないかなという感じですね。

 

ただ、その後は

驚くほどあっさり大蛇のことを受け入れている

母親も弟の渉も胆力がすごいなと( ゚Д゚)

まあでも、ミヨからしたら

とても嬉しいことなんだろうなと思いますね。

 

そして今巻のメイントピックスです!

ミヨが妊娠するんですね(゚д゚)!

おお!

そこに踏み込んできますか~

って感じですよね。

まあ、どんな子が生まれるのかは

作品を読んでいただきたいところですが、

生まれた子供を見ると、どう成長していくんだろう?

っていう不安もありつつ楽しみな要素でもあるので、

今後も追っていきたくなりました。

少しネタバレをすると、

子供が初めて笑いかけたのも初めてしゃべったのも

どちらも大蛇を敵視している「安憬」だったのは笑えますね。

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