【小説】【まとめ記事】これまで紹介してきた作品全部まとめてみました!

小説紹介

はい、こんにちは。キザメです。

今回は、まとめ記事ということで、

これまで紹介してきた作品たちを一つの記事にまとめて、

過去にキザメがどんな作品を紹介してきたのかが分かりやすいように

させていただきました。

この記事は随時更新していきたいなと思っています。

今後紹介数が増えたら、第2弾をつくるかもしれませんが

当面はこの記事で網羅できるようにしたいと思っています。

 

この冒頭文の下の目次から飛ぶことができますので、

気になる作品があれば、

上から順番に見ていただかなくても大丈夫です。

それでは、始めていきましょう。

*この記事では、作品のあらすじ紹介している記事のリンクのみとしています。お手数ですが、記事を読んでみたいと思っていただけた方は、リンクをクリックし該当記事へ飛んでいただけたらと思っております。

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  1. キザメが最近読んだ小説
    1. 十角館の殺人(綾辻行人)
    2. その可能性はすでに考えた(井上真偽)
    3. 向日葵の咲かない夏(道尾秀介)
    4. 扉は閉ざされたまま(石持浅海)
    5. 葉桜の季節に君を想うということ(歌野晶午)
  2. 短編小説3選
    1. 私たちが星座を盗んだ理由(北山猛邦)
    2. 歩道橋シネマ(恩田陸)
    3. 超短編!大どんでん返し
  3. 殺人出産(村田沙耶香)
  4. 出版禁止(長江俊和)
  5. ルビンの壺が割れた(宿野かほる)
  6. 偽りの春~神倉駅前交番 狩野雷太の推理~(降田天)
  7. 絶声(下村敦史)
  8. いけない(道尾秀介)
  9. 方舟(夕木春央)
  10. medium 霊媒探偵城塚翡翠(相沢沙呼)
  11. 空白小説(氏田雄介/小狐裕介/水谷健吾)
  12. 母性(湊かなえ)
  13. ないもの、あります(クラフト・エヴィング商會)
  14. ある男(平野啓一郎)
  15. 私の消滅(中村文則)
  16. かがみの孤城(辻村深月)
  17. 完全殺人(西村京太郎)
  18. #真相をお話しします(結城真一郎)
  19. 宙ごはん(町田そのこ)
  20. 君のクイズ(小川哲)
  21. 月の立つ林で(青山美智子)
  22. ラブカは静かに弓を引く(安壇美緒)
  23. 川のほとりに立つ者は(寺地はるな)
  24. 汝、星のごとく(凪良ゆう)
  25. 爆弾(呉勝浩)
  26. 光のとこにいてね(一穂ミチ)
  27. コンビニ人間(村田沙耶香)
  28. 成瀬は天下を取りにいく(宮島未奈)
  29. すべての恋が終わるとしても~140文字のさよならの話~(冬野夜空)
  30. 時をかけるゆとり(朝井リョウ)
  31. フォトミステリー(道尾秀介)
  32. 九マイルは遠すぎる(ハリイ・ケメルマン)
  33. 踏切の幽霊(高野和明)
  34. 世界でいちばん透きとおった物語(杉井光)
  35. アリアドネの声(井上真偽)
  36. 近畿地方のある場所について(背筋)
  37. 十戒(夕木春央)
  38. 法廷遊戯(五十嵐律人)
  39. 正欲(朝井リョウ)
  40. きこえる(道尾秀介)
  41. 店長がバカすぎて(早見和真)
  42. 隣人X(パリュスあや子)
  43. ある閉ざされた雪の山荘で(東野圭吾)
  44. 終わりに

キザメが最近読んだ小説

最初の記事はこちらですね。

【小説】【ミステリー】キザメが最近読んだ小説5作品紹介!
初の小説紹介記事です。今回はYouTubeチャンネル「ほんタメ」で紹介された作品ばかりとなっています。すいません。でも、面白いのでまだ読んだことないよって作品があれば、ぜひ手に取ってみてほしいです。

ここでは5作品を紹介しています。

最初は、月1で読んだ本を紹介しようとしていましたが、

思ったより自分の読むペースが遅くて、

中々冊数が増えなかったのでそれは断念しています(;´・ω・)

十角館の殺人(綾辻行人)

 

十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学のミステリ研の七人が訪れた。館を建てた建築家・中村青司は、半年前に炎上した青屋敷で焼死したという。やがて学生たちを襲う連続殺人。ミステリ史上最大級の、驚愕の結末が読者を待ち受ける!87年刊行以来、多くの読者に衝撃を与えた名作が新装改訂版で登場。

本書裏表紙より引用
【どんでん返し】長年愛されている名ミステリー!衝撃の一言に震えろ!『十角館の殺人』
今回は、綾辻行人さんの「十角館の殺人」を紹介していきます。言わずと知れた名作ですが、読んでみて、ある一言に触れて思わず天を仰いでしまいました。 衝撃のどんでん返し!ぜひ味わってみてほしいです。

*12月8日に単独の記事書きました。

その可能性はすでに考えた(井上真偽)

山村で起きたカルト宗教団体の斬首集団自殺。唯一生き残った少女には、首を切られた少年が自分を抱えて運ぶ不可解な記憶があった。首無し聖人伝説の如き事件の真相とは?探偵・上苙丞うえおろじょうはその謎が奇蹟であることを証明しようとする。論理の面白さと奇蹟の存在を信じる斬新な探偵にミステリ界激賞の話題作。

本書裏表紙より引用
【小説】【ミステリー】キザメが最近読んだ小説5作品紹介!
初の小説紹介記事です。今回はYouTubeチャンネル「ほんタメ」で紹介された作品ばかりとなっています。すいません。でも、面白いのでまだ読んだことないよって作品があれば、ぜひ手に取ってみてほしいです。

向日葵の咲かない夏(道尾秀介)

夏休みを迎える終業式の日。先生に頼まれ、欠席した級友の家を訪れた。きい、きい。妙な音が聞こえる。S君は首を吊って死んでいた。だがその衝撃もつかの間、彼の死体は忽然と消えてしまう。1週間後、S君はあるものに姿を変えて現れた。「僕は殺されたんだ」と訴えながら。僕は妹のミカと彼の無念を晴らすため、事件を追い始めた。あなたの目の前に広がる、もう一つの夏休み。

本書裏表紙より引用
【小説】【ミステリー】キザメが最近読んだ小説5作品紹介!
初の小説紹介記事です。今回はYouTubeチャンネル「ほんタメ」で紹介された作品ばかりとなっています。すいません。でも、面白いのでまだ読んだことないよって作品があれば、ぜひ手に取ってみてほしいです。

扉は閉ざされたまま(石持浅海)

大学の同窓会で七人の旧友が館に集まった。〈あそこなら完璧な密室をつくることができる…〉伏見亮輔は客室で事故を装って後輩の新山を殺害、外部からは入室できないよう現場を閉ざした。自殺説も浮上し、犯行は成功したかのようにみえた。しかし、碓氷優佳だけは疑問を抱く。緻密な偽装工作の齟齬を紐解いていく優佳。開かない扉を前に、息詰まる頭脳戦が始まった…。

本書裏表紙より引用
【小説】【ミステリー】キザメが最近読んだ小説5作品紹介!
初の小説紹介記事です。今回はYouTubeチャンネル「ほんタメ」で紹介された作品ばかりとなっています。すいません。でも、面白いのでまだ読んだことないよって作品があれば、ぜひ手に取ってみてほしいです。

葉桜の季節に君を想うということ(歌野晶午)

 

「何でもやってやろう屋」を自称する元私立探偵・成瀬将虎は、同じフィットネスクラブに通う愛子から悪質な霊感商法の調査を依頼された。そんな折、自殺を図ろうとしているところを救った麻宮さくらと運命の出会いを果たして‐‐‐。

あらゆるミステリーの賞を総なめにした本作は、必ず二度、三度と読みたくなる究極の徹夜本です。

本書裏表紙より引用
【小説】【ミステリー】キザメが最近読んだ小説5作品紹介!
初の小説紹介記事です。今回はYouTubeチャンネル「ほんタメ」で紹介された作品ばかりとなっています。すいません。でも、面白いのでまだ読んだことないよって作品があれば、ぜひ手に取ってみてほしいです。
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短編小説3選

短編小説をまとめて紹介した記事です。

短時間で1話読めちゃう!短編小説紹介3選!!
今回は最近読んだ短編小説について紹介をさせていただきます。短編集なので、もちろん短時間で読むことができますし、1話1話がテイストが変わるので、1冊で何度も楽しめるのでオススメです。

こちらも先ほどの記事と同じで、

短編は短編でまとめて紹介しようかと思っていたのですが、

読んだら読んだですぐに紹介したくなってしまうので、

ストックしておくことに耐えられなくなってしまったので、

これ以降は単作で紹介しています。

私たちが星座を盗んだ理由(北山猛邦)

難病の女の子を喜ばせるため、星座を一つ消して見せる男の子を描く表題作ほか、5つの物語のすべてに驚愕のどんでん返しが待つ、ファンタジックな短編集。優しく、美しく甘やかな世界が、ラストの数行で残酷に反転する衝撃は、会館ですらある。まさに、ミステリの醍醐味!注目作家・北山猛邦の真骨頂‼

本書裏表紙より引用
短時間で1話読めちゃう!短編小説紹介3選!!
今回は最近読んだ短編小説について紹介をさせていただきます。短編集なので、もちろん短時間で読むことができますし、1話1話がテイストが変わるので、1冊で何度も楽しめるのでオススメです。

歩道橋シネマ(恩田陸)

それは他愛のない噂だった。その日、その時間にその場所に行けば、かつて大事にしていた記憶に出会えると‐‐‐。郷愁と不思議に彩られた表題作。学園のおぞましい秘密「球根」。偶然出会った光景が物語を生成する「皇居前広場の回転」。ある青年の死をめぐって驚愕の真実が明かされる「降っても晴れても」。憧憬、恐怖、諧謔、戦慄、衝撃、恍惚…あらゆる感情が押し寄せてくる小説の奇跡、全18話。

本書裏表紙より引用
短時間で1話読めちゃう!短編小説紹介3選!!
今回は最近読んだ短編小説について紹介をさせていただきます。短編集なので、もちろん短時間で読むことができますし、1話1話がテイストが変わるので、1冊で何度も楽しめるのでオススメです。

超短編!大どんでん返し

 わずか4分で、世界は大きく反転する!?アイドルの握手会で列に並んだ/ご主人ですと言って白木の箱を渡された/目の覚めるような美少女がドアの前に立っていた/妻を殺した容疑で取り調べを受けた/花火の夜、彼女が来るのを待っていた/幽霊が出るという屋敷を訪れた…。

 日本を代表するミステリー作家がわずか「2000字」に仕掛けたまさかの「どんでん返し」!忘れられない衝撃のトリックや心を満たす感動のラストなど、魅力満載の30編をお届けします。通勤・通学の途中に、家事の合い間に、スマホ代わりに手に取ればあなたは必ずだまされる!!

本書裏表紙より引用
【どんでん返し】4分ごとにひっくり返るジェットコースター作品!『超短編!大どんでん返し』
今回は、小学館文庫より出版されている「超短編!大どんでん返し」を紹介していきます。そうそうたる作家さんたちが2000文字でひっくり返すという名目で書かれた本作品は、本当にひっくり返るものばかりでしたし、短くて数分あれば読めてしまうので、時間がないという方にもピッタリな作品だと思います。ぜひ、読んでみてください。

 *2023年11月17日に単独の記事を書きました。

 

以上の8作品はいずれ単作紹介記事も書きたいなとは思っています。

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この次からは単作紹介記事となっています。

 

殺人出産(村田沙耶香)

今から百年前、殺人は悪だった。

10人産んだら、1人殺せる。

命を奪うものが命を造る「殺人出産システム」で人口を保つ日本。

会社員の育子には十代で「産み人」となった姉がいた。

蝉の声が響く夏、姉の10人目の出産が迫る。

未来に命を繋ぐのは彼女の殺意。

昨日の常識は、ある日、突然変化する。

表題作他三篇。

本書裏表紙より引用
ありえないとは言えない世界観!「殺人出産」書籍紹介
今回は村田沙耶香さんの「殺人出産」を読みましたので、紹介していきます。

出版禁止(長江俊和)

 

著者・長江俊和が手にしたのは、いわくつきの原稿だった。題名は「カミュの刺客」、執筆者はライターの若橋呉成。内容は、有名なドキュメンタリー作家と心中し、生き残った新藤七緒への独占インタビューだった。死の匂いが立ち込める山荘、心中のすべてを記録したビデオ。不倫の果ての悲劇なのか。なぜ女だけが生還したのか。息を呑む展開、恐るべきどんでん返し。異形の傑作ミステリー。

本書裏表紙より引用
【フェイクドキュメンタリー】あなたはこの結末を思い描けるか⁈【出版禁止】作品紹介
今回は長江俊和さんの「出版禁止」を紹介します。

ルビンの壺が割れた(宿野かほる)

「突然のメッセージで驚かれたことと思います。失礼をお許しください」

—送信した相手は、かつての恋人。

フェイスブックで偶然発見した女性は、大学の演劇部で出会い、

二十八年前、結婚を約束した人だった。

やがて二人の間でぎこちないやりとりがはじまるが、

それは徐々に変容を見せ始め…。

先の読めない展開、

待ち受ける驚きのラスト。

前代未聞の読書体験で話題を呼んだ、衝撃の問題作!

本書裏表紙より引用
【新潮文庫の100冊】ルビンの壺が割れた 作品紹介
今回は、夏の読書フェアの1つ、新潮文庫の100冊より、宿野かほるさんの「ルビンの壺が割れた」を紹介していきます。

偽りの春~神倉駅前交番 狩野雷太の推理~(降田天)

老老詐欺グループを仕切っていた光代は、メンバーに金を持ち逃げされたうえ、「黙っていてほしければ、一千万円を用意しろ」と書かれた脅迫状を受け取る。

要求額を用立てるために危険な橋を渡った帰り道、ヘラヘラした警察官に声をかけられ—。

第71回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞した表題作「偽りの春」をはじめ、”落としの狩野”と呼ばれた元刑事の狩野雷太が5人の容疑者と対峙する、心揺さぶるミステリ短編集。

本書裏表紙より引用
【カドブン夏フェア2022】偽りの春〜神倉駅前交番 狩野雷太の推理〜
今回は、角川文庫の「カドブン夏フェア2022」より『偽りの春〜神倉駅前交番 狩野雷太の推理〜』を紹介していきます。5編の短編からなる作品ですが、犯人視点で展開されるので、追い詰められていく犯人の気持ちが味わえる作品です。

絶声(下村敦史)

親父がしんでくれるまであと一時間半———。

もう少しで巨額の遺産が手に入る。

ずっと父に疎まれ、愛されたこともなく育った大崎正好は、

その瞬間を待ち望んでいた。

突如、本人名義のブログが更新されるまでは。

「私はまだ生きている」

…父しか知りえない事実、悔恨、罪などが次々と明かされていく。

その声が導くのは、真実か、破滅か。

驚愕のラスト&圧倒的リーダビリティの極上ミステリー!

本書裏表紙より引用
失踪宣告と遺産相続がテーマのミステリー、下村敦史「絶声」
今回は、夏の読書フェアの一つである集英社文庫の「ナツイチ2022」より、下村敦史の「絶声」を紹介していきます。
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いけない(道尾秀介)

①まずは各章の物語をお楽しみください。

②各章の最終ページにはある写真が挿入されています。

③写真を見ることで、それぞれの”隠された真相“を発見していただけたら幸いです。

—ラスト1ページ、あなたの読んでいた物語はがらりと姿を変える。”騙されてはいけない、けれど、絶対に騙される“2度読み必至の驚愕ミステリ。

本書裏表紙より引用
【再読必至】最後の写真が示す真実を見抜け!道尾秀介 「いけない」
今回は、道尾秀介さんの「いけない」を紹介していきます。先日文庫化された作品で、各章の最後にある写真が掲載されていて、そこに"隠された真相"が描かれているとのこと。気になりますよね?ぜひ読んでいってください。

方舟(夕木春央)

大学時代の友達と従兄と一緒に山奥の地下建築を訪れた柊一は、

偶然出会った三人家族とともに地下建築の中で夜を越すことになった。

翌日の明け方、地震が発生し、扉が岩でふさがれた。

さらに地盤に異変が起き、水が流入しはじめた。いずれ地下建築は水没する。

そんな矢先に殺人が起こった。

誰か一人を犠牲にすれば脱出できる。

タイムリミットまでおよそ1週間。

生贄には、その犯人がなるべきだ。

—-犯人以外の全員が、そう思った。

本書帯より引用
【衝撃の結末に震えろ!】夕木春央の「方舟」作品紹介
今回は、SNSでも購入者続出!ミステリー作家からの絶賛の声も続出!となっている話題作、夕木春央さんの「方舟」を紹介していきます。Twitterで、読了ツイートは見るものの、どの方も感想は控えていて、「とにかく読め!」というものが多かったこともあり、釣られて買ってしまいました。 読了したので感想を記事にしています。

medium 霊媒探偵城塚翡翠(相沢沙呼)

死者が視える霊媒・城塚翡翠と、

推理作家・香月史郎。

心霊と論理を組み合わせ真実を導き出す二人は、

世間を騒がす連続死体遺棄事件に立ち向かう。

証拠を残さない連続殺人鬼に辿り着けるのはもはや

翡翠の持つ超常の力だけ。

だがその魔手は彼女へと迫り—。

ミステリランキング5冠、

最驚かつ最叫の傑作!

 

本作裏表紙より引用
【すべてが、伏線】ドラマ化された話題作!medium霊媒探偵城塚翡翠 
今回はミステリランキングで5冠を獲得し、2022年ドラマ化もされた話題作、「medium霊媒探偵城塚翡翠」を読了しましたので紹介させていただきます。

空白小説(氏田雄介/小狐裕介/水谷健吾)

『空白小説』は、書き出しと結びの文だけがはじめから決まっているショートショート集です。その間の空白をどう埋めるかで、物語は予想できない方向へと展開し、書き出しと結びのもつ意味は大きく変わります。あなたは「空白」の展開を予想できますか?

本書内文章より引用
【ショートショート】あなたはどんな物語を創作しますか?「空白小説」作品紹介
今回は、「空白小説」を紹介していきます。「空白小説」というのは、「書き出し」と「結び」が決まっているショートショート集となっています。名著の冒頭の名文であったり、日常でよく聞く言葉であったり、そういった言葉を「書き出し」「結び」として物語を紡いでいく形式の作品となっています。

母性(湊かなえ)

女子高生が自宅の中庭で倒れているのが発見された。

母親は言葉を詰まらせる。

「愛能う限り、大切に育ててきた娘がこんなことになるなんて」。

世間は騒ぐ。

これは事故か、自殺か。

……遡ること十一年前の台風の日、

彼女たちを包んでいた幸福は、突如奪い去られていた。

母の手記と娘の回想が交錯し、浮かび上がる真相。

これは事故か、それとも―――。

圧倒的に新しい、「母と娘」を巡る物語ミステリー

本書裏表紙より引用
【映画化】すれ違う愛の物語「母性」作品紹介
今回は湊かなえさんの「母性」を紹介していきます。ご存じの通り、2022年11月に映画が公開されるということで、公開前に原作を読んでおこうということで手に取りました。読んでみたら、中々に重苦しい内容でしたが、感じる部分も多くある話でした。映画を見てからでも構いませんのでぜひ読んでいってください。
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ないもの、あります(クラフト・エヴィング商會)

よく耳にするけれど、一度としてその現物を見たことがない。

そういうものがこの世にはあります。

例えば、〈転ばぬ先の杖〉。あるいは〈堪忍袋の緒〉。

こういうものは、どこに行ったら手に入れられるのでしょうか?

このような素朴な疑問とニーズにお応えするべく、

わたくしどもクラフト・エヴィング商會は、

この世のさまざまなる「ないもの」たちを、

古今東西より取り寄せて、

読者の皆様のお手元にお届けします。

本書裏表紙より引用
【クラフト・エヴィング商會】勉強にもなる言葉遊び「ないもの、あります」作品紹介
今回は、クラフト・エヴィング商會の「ないもの、あります」を紹介していきます。普段よく耳にするけど実物は見たことがない…、そんなものが取り扱われた作品です。慣用句などでよく使われるものたちが実物となって目の前に現れるとしたら、どんなものが欲しいですか?この作品の中からはもちろん、「こんなのも欲しいな」ということを考えてみませんか?

ある男(平野啓一郎)

弁護士の城戸は、かつての依頼者である里枝から、

「ある男」についての奇妙な相談を受ける。

 

宮崎に住む里枝には、

二歳の次男を脳腫瘍で失って、

夫と別れた過去があった。

長男を引き取って、十四年ぶりに故郷に戻ったあと、

「大祐」と再婚して、幸せな家庭を築いていた。

あるひ突然、「大祐」は事故で命を落とす。

悲しみに打ちひしがれた一家に、

「大祐」が全くの別人だという衝撃の事実がもたらされる…。

本書裏表紙より引用
【映画化】名前を捨ててでも生きたい未来はありますか?「ある男」作品紹介
今回は、映画化もされた作品である平野啓一郎さんの「ある男」を紹介していきます。『愛したはずの夫はまったくの別人だった』という中々にショッキングな言葉にひかれて読み始めましたが、想像していた以上に人生について考えさせられる話でした。

私の消滅(中村文則)

「先生に、私の全てを知ってもらいたいのです。

私の内面に入れますか」

心療内科を訪れた美しい女性、ゆかり。

男は彼女の記憶に奇妙に欠けた部分があることに気付き、

その原因を追い始める―――。

傷つき、損なわれたものを元に戻したいと思うことは

冒涜なのか。

Bunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞した傑作長編小説。

本書裏表紙より引用
【印象的な書き出し】愛する人を失った精神科医による復讐劇!「私の消滅」作品紹介
今回は、中村文則さんの「私の消滅」を紹介していきます。書き出しが印象的な作品ですが、内容はなかなかに重たかったですね。精神科医を敵には回したくないなと思ってしまう作品でした。

かがみの孤城(辻村深月)

学校でも居場所をなくし、

閉じこもっていた“こころ”の目の前で、

ある日突然部屋の鏡が光始めた。

輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、

城のような建物。

そこにはオオカミの面をつけた少女が待ち受け、

こころを含め、

似た境遇の7人が集められていた。

城に隠された鍵を探すことで願いが叶えられるという。

すべてが明らかになるとき、

驚きとともに大きな感動に包まれる。

本屋大賞受賞作。

本書上巻裏表紙より引用
【本屋大賞受賞作】子供たちの戦いと絆の物語!「かがみの孤城」作品紹介
今回は、辻村深月さんの「かがみの孤城」を紹介していきます。2022年末にアニメーション映画が公開となった作品で、個人的にも多くの方に触れてほしい作品だなと思い、記事を書かせていただきました。ある意味で自己を省みることのできる作品だと思っています。ぜひ、読んでみてください。

完全殺人(西村京太郎)

〈最もすぐれた殺人方法を示した者に大金をやる〉

空別荘に集められた四人に男は提案した。

初対面の四人には共通点があった。

それは殺人を犯し、逮捕されなかったということ。

すなわち、「完全殺人」の成功者たちだった。

凶器の消し方、アリバイ工作、動機の隠蔽、

四人は自らの犯罪を語り始めた…。

完璧な殺人とは?

そして奇妙な提案の真意とは?

サスペンス傑作集登場!

本書裏表紙より引用
ミステリーの原点がここにある!西村京太郎「完全殺人」作品紹介
今回は、 西村京太郎さんの「完全殺人」を紹介していきます。 2時間ドラマでは大変お世話になっているんですが、何気に西村京太郎作品は初読みでした。8つの短編からなる作品となりますが、西村京太郎作品が愛される理由が分かる作品だったと思います。ぜひ読んでみてください。
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#真相をお話しします(結城真一郎)

ミステリ界の超新星が仕掛ける

罠、罠、罠、罠、罠。

 

家庭教師の仲介営業マンとしてしのぎを削る大学生。

娘のパパ活を案じながらも、マッチングアプリに勤しむ中年男。

不妊に悩んだ末、精子提供を始めた夫婦。

リモート飲み会に興じる学生時代の腐れ縁。

人気YouTuberを夢見る、島育ちの小学生四人組。

微笑ましくて、愛おしくて、時に愚かしい。

令和を生きる私たちのニュー・ノーマル。

 

―――本当に?

 

読みながら覚えるかすかな違和感と確かな胸騒ぎ。

それでも、あなたの予想は必ず裏切られる!

緻密で大胆な構成と容赦ない

「どんでん返し」の波状攻撃に瞠目せよ。

本書帯文より引用
違和感が導く衝撃!「#真相をお話しします」作品紹介
今回は、結城真一郎さんの「#真相をお話しします」を紹介していきます。本作は本屋大賞2023のノミネート作品でもあります。5つの話からなる短編集ではありますが、どれも予想した結末から見事に裏切られます。ぜひ味わってみてください。

宙ごはん(町田そのこ)

この物語は、あなたの人生を支えてくれる

宙には、育ててくれている『ママ』と産んでくれた『お母さん』がいる。

厳しいときもあるけれど愛情いっぱいで接してくれるママ・風海と、

イラストレーターとして活躍し、大人らしくなさが魅力的なお母さん・花野だ。

二人の母がいるのは「さいこーにしあわせ」だった。

宙が小学校に上がるとき、夫の海外赴任に同行する風海のもとを離れ、花野と暮らし始める。

待っていたのは、ごはんも作らず子どもの世話もしない、授業参観には来ないのに恋人とデートに行く母親との生活だった。

代わりに手を差し伸べてくれたのは、商店街のビストロで働く佐伯だ。

花野の中学時代の後輩の佐伯は、毎日のごはんを用意してくれて、話し相手にもなってくれた。

ある日、花野への不満を溜め、堪えられなくなって家を飛び出した宙に、佐伯はとっておきのパンケーキを作ってくれ、レシピまで教えてくれた。

その日から、宙は教わったレシピをノートに書きとめつづけた。

 

全国の書店員さん大絶賛!

どこまでも温かく、やさしいやさしい希望の物語。

Amazon商品紹介ページより引用
【魔法のパンケーキ】料理が繋いだ家族の輪「宙ごはん」作品紹介
今回は、町田そのこさんの「宙ごはん」を紹介していきます。今回2023年本屋大賞に本作がノミネートされたということで、手に取ってみた次第ですが、率直にすごい作家・作品に出会ってしまったと震えております。ぜひともみなさんに読んでみて欲しい作品でした。

君のクイズ(小川哲)

生放送のTV番組『Q-1グランプリ』決勝戦に出場したクイズプレーヤーの三島玲央は、対戦相手・本庄絆が、まだ一文字も問題が読まれぬうちに回答し正解し、優勝を果たすという不可解な事態をいぶかしむ。いったい彼はなぜ、正答できたのか? 真相を解明しようと彼について調べ、決勝戦を1問ずつ振り返る三島はやがて、自らの記憶も掘り起こしていくことになり――。
読めば、クイズプレーヤーの思考と世界がまるごと体験できる。人生のある瞬間が鮮やかによみがえる。そして読後、あなたの「知る」は更新される! 
「不可能犯罪」を解く一気読み必至の卓抜したミステリーにして、エモーショナルなのに知的興奮に満ちた超エンターテインメント!

Amazon商品紹介ページより引用
【クイズは人生】クイズの世界を深掘りすると人生が見えてくる『君のクイズ』作品紹介
今回は、小川哲さんの「君のクイズ」を紹介していきます。様々なクイズ番組やQuizKnockの動画、漫画「ナナマルサンバツ」に触れてきているのもあり、タイトルを見て気になってしまい購入に至ってしまいました。クイズの奥深さやプレーヤーの人生を知れる作品でした。

月の立つ林で(青山美智子)

長年勤めた病院を辞めた元看護師、売れないながらも夢を諦めきれない芸人、娘や妻との関係の変化に寂しさを抱える二輪自動車整備士、親から離れて早く自立したいと願う女子高生、仕事が順調になるにつれ家族とのバランスに悩むアクセサリー作家――。

つまずいてばかりの日常の中、それぞれが耳にしたのはタケトリ・オキナという男性のポッドキャスト『ツキない話』だった。
月に関する語りに心を寄せながら、彼ら自身も彼らの想いも満ち欠けを繰り返し、新しくてかけがえのない毎日を紡いでいく――。

最後に仕掛けられた驚きの事実と
読後に気づく見えない繋がりが胸を打つ、
心震える傑作小説。

Amazon商品紹介ページより引用
【ツキない話】あなたもきっと月を見上げたくなる!「月の立つ林で」作品紹介
今回は、青山美智子さんの「月の立つ林で」を紹介していきます。本屋大賞にもノミネートされた作品です。「月」や「ポッドキャスト」がメインで関わってくる作品で、私たちにとっても身近なものなので、読んでいると「なるほどな」と思ったり、ついつい月を見上げてみたくなったりする作品だなと思いました。ぜひ読んでみてください。

ラブカは静かに弓を引く(安壇美緒)

武器はチェロ。
潜入先は音楽教室。
傷を抱えた美しき潜入調査員の孤独な闘いが今、始まる。
『金木犀とメテオラ』で注目の新鋭が、想像を超えた感動へ読者を誘う、心震える“スパイ×音楽”小説!

少年時代、チェロ教室の帰りにある事件に遭遇し、以来、深海の悪夢に苛まれながら生きてきた橘。
ある日、上司の塩坪から呼び出され、音楽教室への潜入調査を命じられる。
目的は著作権法の演奏権を侵害している証拠をつかむこと。
橘は身分を偽り、チェロ講師・浅葉のもとに通い始める。
師と仲間との出会いが、奏でる歓びが、橘の凍っていた心を溶かしだすが、法廷に立つ時間が迫り……

Amazon商品紹介ページより引用
【スパイ】【チェロ】孤独なスパイの苦悩と救いが描かれた作品『ラブカは静かに弓を持つ』
今回は、安壇美緒さんの「ラブカは静かに弓を持つ」を紹介していきます。この作品は「スパイ×音楽」という掛け合わせので、正直、普段はあまり手に取らないジャンルの作品なのですが、今回本作が「本屋大賞」にノミネートされたということで手に取った次第です。ただ、「今までなんで読んでこなかったんだろう」と思えるくらいに面白い作品だったので紹介させていただきます。
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川のほとりに立つ者は(寺地はるな)

カフェの若き店長・原田清瀬は、ある日、恋人の松木が怪我をして意識が戻らないと病院から連絡を受ける。
松木の部屋を訪れた清瀬は、彼が隠していたノートを見つけたことで、恋人が自分に隠していた秘密を少しずつ知ることに――。


「当たり前」に埋もれた声を丁寧に紡ぎ、

他者と交わる痛みとその先の希望を描いた物語。

Amazon商品紹介ページより引用
【あなたはわたしのことを、どれだけ知ってる?】他人と生きる苦しさと救いを感じられる作品『川のほとりに立つ者は』
今回は、寺地はるなさんの「川のほとりに立つ者は」を紹介していきます。他人と生きる上で生じるすれ違いとその根底にある相手を大切にしたいという想いが交錯した物語だと思いました。恋人や家族、職場の人などとの関係に悩む人は読んでみて欲しい作品です。

汝、星のごとく(凪良ゆう)

ーーわたしは愛する男のために人生を誤りたい。

 

風光明媚な瀬戸内の島に育った高校生の暁海(あきみ)と、

自由奔放な母の恋愛に振り回され島に転校してきた櫂(かい)。

ともに心に孤独と欠落を抱えた二人は、惹かれ合い、すれ違い、そして成長していく。

生きることの自由さと不自由さを描き続けてきた著者が紡ぐ、ひとつではない愛の物語。

 

ーーまともな人間なんてものは幻想だ。

俺たちは自らを生きるしかない。

Amazon商品紹介ページより引用
【自分の人生を自分の意思で生きる】親や社会に縛られた男女の15年の愛の物語「汝、星のごとく」
今回は、凪良ゆうさんの「汝、星のごとく」を紹介していきます。直木賞候補作であり、本屋大賞ノミネート作品でもある本作ですが、読んでみて自分を生きるってこんなにも単純ででも難しいものなんだなと改めて感じさせられました。最後は涙が止まらなかったです。ぜひ読んでみてください。

爆弾(呉勝浩)

些細な傷害事件で、とぼけた見た目の中年男が野方署に連行された。
たかが酔っ払いと見くびる警察だが、男は取調べの最中「十時に秋葉原で爆発がある」と予言する。
直後、秋葉原の廃ビルが爆発。まさか、この男“本物”か。さらに男はあっけらかんと告げる。
「ここから三度、次は一時間後に爆発します」。
警察は爆発を止めることができるのか。
爆弾魔の悪意に戦慄する、ノンストップ・ミステリー。

Amazon商品紹介ページより引用
【東京炎上】スズキタゴサクとの息詰まる心理戦『爆弾』作品紹介
今回は、呉勝浩さんの「爆弾」を紹介していきます。本屋大賞にノミネートされているのはもちろんですが、他にも「このミステリーがすごい」や「ミステリが読みたい」で1位に輝くなど様々な賞でランクインしている作品です。作品の印象としては、兎にも角にも「スズキタゴサク」に尽きるかなと思います。ぜひ読んでみてください。

光のとこにいてね(一穂ミチ)

――ほんの数回会った彼女が、人生の全部だった――

古びた団地の片隅で、彼女と出会った。彼女と私は、なにもかもが違った。着るものも食べるものも住む世界も。でもなぜか、彼女が笑うと、私も笑顔になれた。彼女が泣くと、私も悲しくなった。
彼女に惹かれたその日から、残酷な現実も平気だと思えた。ずっと一緒にはいられないと分かっていながら、一瞬の幸せが、永遠となることを祈った。
どうして彼女しかダメなんだろう。どうして彼女とじゃないと、私は幸せじゃないんだろう……。

――二人が出会った、たった一つの運命
切なくも美しい、四半世紀の物語――

Amazon商品紹介ページより引用
【偶然の出会いから四半世紀】短くも濃密な2人の女性の愛の物語『光のとこにいてね』
今回は、一穂ミチさんの「光のとこにいてね」を紹介していきます。言わずと知れた直木賞候補作であり、本屋大賞ノミネート作品です。期間としては四半世紀ですが、描かれているのは1年に満たない濃密な物語です。切なくもあり互いを想う強さを感じる作品でした。よかったら読んでみてください。

コンビニ人間(村田沙耶香)

「いらっしゃいませー!」

お客様がたてる音に負けじと、私は叫ぶ。

古倉恵子、コンビニバイト歴18年。

彼氏なしの36歳。

日々コンビニ食を食べ、夢の中でもレジを打ち、

「店員」でいるときのみ世界の歯車になれる。

ある日婚活目的の新入り男性・白羽がやってきて…。

現代の実存を軽やかに問う第155回芥川賞受賞作。

本書裏表紙より引用
【芥川賞受賞作】コンビニ店員であることが社会の歯車となれる術だった女性の物語『コンビニ人間』
今回は、村田沙耶香さんの「コンビニ人間」を読了しましたので紹介していきます。言わずと知れた芥川賞受賞作品なわけですが、普通とは何か考えさせられる作品でした。ぜひ読んでいってください。
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成瀬は天下を取りにいく(宮島未奈)

「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」。
各界から絶賛の声続々、いまだかつてない青春小説!

2020年、中2の夏休みの始まりに、幼馴染の成瀬がまた変なことを言い出した。
コロナ禍に閉店を控える西武大津店に毎日通い、中継に映るというのだが……。
M-1に挑戦したかと思えば、自身の髪で長期実験に取り組み、市民憲章は暗記して全うする。
今日も全力で我が道を突き進む成瀬あかりから、きっと誰もが目を離せない。
発売前から超話題沸騰! 圧巻のデビュー作。

Amazon商品紹介ページより引用
【本屋大賞ノミネート】地元愛溢れるニューヒロイン誕生!『成瀬は天下を取りにいく』
今回は、宮島未奈さんの「成瀬は天下を取りにいく」を紹介していきます。この作品は、「女による女のためのR-18文学賞」で大賞を含む三冠を獲得した「ありがとう西武大津店」を含む6話の連作短編です。成瀬あかりという魅力的な主人公に惹かれつつ地元への郷愁も呼び起こされる作品となっています。ぜひ読んでみてください。

すべての恋が終わるとしても~140文字のさよならの話~(冬野夜空)

すべての恋が終わるとしても

この人を好きになってよかったって

いつか思えたら、それは最高の恋だ。

本書より引用
【140文字】短くも濃密なさよならの物語、『すべての恋が終わるとしても~140文字のさよならの話~』作品紹介
今回は、冬野夜空さんの「すべての恋が終わるとしても~140文字のさよならの話~」を紹介していきます。こちらの作品は、「すべての恋が終わるとしても」シリーズの第二弾の作品です。140文字でこれだけ世界観を表現できるのは凄いなと感動しました。感想含め話していきますのでぜひお付き合いください。

時をかけるゆとり(朝井リョウ)

就職活動生の群像『何者』で戦後最年少の直木賞受賞者となった著者。初エッセイ集では天与の観察眼を縦横無尽に駆使し、上京の日々、バイト、夏休み、就活そして社会人生活について綴る。「ゆとり世代」が「ゆとり世代」を見た、切なさとおかしみが炸裂する23編。

Amazon商品ページより引用
【エッセイ】作家の書く日常のエピソードはやっぱりおもしろい!「時をかけるゆとり」作品紹介
今回は朝井リョウさんの「時をかけるゆとり」を紹介していきます。ゆとりシリーズの最新作である「そして誰もゆとらなくなった」の帯に『頭空っぽで楽しめる本』と書いてあるのを見て、じゃあ第1弾から読んでみようと手に取った作品です。日常の体験談を作家さんが描くとこんなにも面白く感じられるんだというのを体験できる作品だなと思います。

フォトミステリー(道尾秀介)

世の中にすでに存在する写真に文を添えることで
   まったくあたらしい物語が生まれた――

     道尾秀介による危険な悪戯

写真から生まれた、道尾秀介初のショートショート集。
読み返すほど深まる――写真と連動する新感覚のミステリー。

Amazon商品ページより引用
【ショートストーリー】写真から生まれた物語は繰り返し読むことで味が出る!『フォトミステリー』作品紹介
今回は、道尾秀介さんの『フォトミステリー』を紹介していきます。作品が出るたびに新感覚を読者に与えてくれる道尾先生の新作です。写真から生まれた短い物語に引き込まれること間違いなし!ぜひ読んでみてください。

九マイルは遠すぎる(ハリイ・ケメルマン)

ニッキィ・ウェルト教授がふと耳にしたのは「九マイルもの道を歩くのは容易じゃない、まして雨の中となるとなおさらだ」というなにげない言葉だった。だが、この短い文章だけを頼りに推論を展開した教授は、なんと前夜起きた殺人事件の真相を暴き出したのだった!

純粋な推理だけを武器に、些細な手がかりから難事件を次々に解き明かしていく教授の活躍を描く、本格推理小説のエッセンスともいうべき珠玉の傑作短編集!

本書裏表紙より引用
【安楽椅子探偵】ニッキィ教授の推論に酔いしれろ!『九マイルは遠すぎる』作品紹介
今回は、ハリイ・ケメルマンさんの『九マイルは遠すぎる』を紹介していきます。1976年に刊行された作品ではありますが、非常に面白く特に表題作の「九マイルは遠すぎる」は推論していく楽しさを味わえる作品で、安楽椅子探偵の面白さが凝縮されたような話でした。
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踏切の幽霊(高野和明)

マスコミには決して書けないことがある――

都会の片隅にある踏切で撮影された、一枚の心霊写真。
同じ踏切では、列車の非常停止が相次いでいた。
雑誌記者の松田は、読者からの投稿をもとに心霊ネタの取材に乗り出すが、
やがて彼の調査は幽霊事件にまつわる思わぬ真実に辿り着く。

1994年冬、東京・下北沢で起こった怪異の全貌を描き、
読む者に慄くような感動をもたらす幽霊小説の決定版!

Amazon商品ページより引用
【直木賞候補作】1枚の心霊写真が導く名も無き女性の人生とは?『踏切の幽霊』作品紹介
今回は、高野和明さんの「踏切の幽霊」を紹介していきます。第169回直木賞の候補作に選出された本作ですが、1枚の心霊写真から、忘れ去られようとしていた一つの事件の真実を明かしていき、殺害された女性の人生をたどっていく物語は、読んでいていろんな感情を体験させてくれました。ぜひ読んでっ見てください。

世界でいちばん透きとおった物語(杉井光)

絶対に予測不能な衝撃のラスト――あなたの見る世界は『透きとおる』。

 大御所ミステリ作家の宮内彰吾が死去した。
 宮内は妻帯者ながら多くの女性と交際し、そのうちの一人とは子供までつくっていた。
 それが僕だ。

「親父が『世界でいちばん透きとおった物語』という小説を死ぬ間際に書いていたらしい。何か知らないか」

宮内の長男からの連絡をきっかけに始まった遺稿探し。編集者の霧子さんの助言をもとに調べるのだが―――。

予測不能の結末が待つ、衝撃の物語。

本書裏表紙より引用
【透きとおる】大作家の遺稿を探せ!会ったこともない父親を知る物語『世界でいちばん透きとおった物語』
今回は、杉井光さんの「世界でいちばん透きとおった物語」を紹介していきます。色んなところで話題になっている本作ですが、読んでみたら「なるほどな」と言わざるを得ない作品でした。悪いことは言わないので、まず作品を読んでみてください。

アリアドネの声(井上真偽)

救えるはずの事故で兄を亡くした青年・ハルオは、

贖罪の気持ちから救助災害ドローンを製作するベンチャー企業に就職する。

業務の一環で訪れた、障がい者支援都市「WANOKUNI」で、巨大地震に遭遇。

ほとんどの人間が避難する中、一人の女性が地下の危険地帯に取り残されてしまう。

それは「見えない、聞こえない、話せない」という三つの障がいを抱え、

街のアイドル(象徴)して活動する中川博美だった――。


崩落と浸水で救助隊の侵入は不可能。

およそ6時間後には安全地帯への経路も断たれてしまう。

ハルオは一台のドローンを使って、

目も耳も利かない中川をシェルターへ誘導するという前代未聞のミッションに挑む。

Amazon商品紹介ページより引用
【令和のヘレンケラー】救助の入れない地下施設へ、ドローンを駆使して救い出せ!『アリアドネの声』作品紹介
今回は、井上真偽さんの「アリアドネの声」を紹介していきます。災害救助がテーマとなる作品ですが、そこにヘレンケラーを彷彿とさせる三重苦を抱えた女性や災害用ドローンも関わってきて、とにかく臨場感がすごい作品です。ぜひ読んでみてください。

近畿地方のある場所について(背筋)

はじめまして。背筋と申します。

この本に収録されている様々な形式の文章は、オカルト雑誌に掲載する特集のために、ライターの私と、編集者でもある小沢くんの手によって収集されたものです。

それらは、近畿地方の「ある場所」に関連した文章です。

私たちは、「ある場所」に潜む怪異の存在に気付きました。

そして、調べを進める中で小沢くんが消息を絶ってしまいました。

私は彼を捜しています。

どうか皆さんこの本をお読みいただき、情報をお持ちの方はご連絡ください。

本書帯裏面より引用
【ホラー】【オカルト】背筋のゾッとする体験をあなたに…『近畿地方のある場所について』
今回は、背筋さんの「近畿地方のある場所について」を紹介していきます。Xで流れて来るのをよく見かけて、気になったので読んでみましたが、何とも言えないゾワっとする読後感な作品でした。この作品を紹介している私も、何か声が聞こえているのかもしれませんね。見つけてくださってありがとうございます。

十戒(夕木春央)

浪人中の里英は、父と共に、伯父が所有していた枝内島を訪れた。

島内にリゾート施設を開業するため集まった9人の関係者たち。

島の視察を終えた翌朝、不動産会社の社員が殺され、

そして、十の戒律が書かれた紙片が残されていた。

"この島にいる間、殺人犯が誰か知ろうとしてはならない。

守れなかった場合、島内の爆弾の起爆装置が作動し、全員の命が失われる。”

犯人が下す神罰を恐れながら、

「十戒」に従う3日間が始まった―――。

 

想像を絶する真相があなたを待つ。

本書帯裏面より引用
【衝撃再び】十の戒律に縛られ、爆弾+殺人犯と過ごす3日間!『十戒』作品紹介
今回は、夕木春央さんの「十戒」を紹介していきます。前作の「方舟」でのあまりの衝撃に虜となってしまいましたが、今回の「十戒」もそれを越えて来る衝撃を与えてくれました。詳しくは話せないけど、知ってほしい!そんな思いで記事を書きましたので、ぜひ読んでいってください。

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法廷遊戯(五十嵐律人)

法律家を目指す学生・久我清義と織本美鈴。ある日を境に、二人の「過去」を知る何者かによる嫌がらせが相次ぐ。これは復讐なのか。秀才の同級生・結城馨の助言で事件は解決すると思いきや、予想外の「死」が訪れるーーー。ミステリー界の話題をさらった、第62回メフィスト賞受賞作。

本書裏表紙より引用
【無辜の制裁】友人の死の真相と大切な人の無罪を勝ち取れ!『法廷遊戯』作品紹介
今回は、五十嵐律人さんの「法廷遊戯」を紹介していきます。映画化もされる本作ですが、それ以前にメフィスト賞を受賞しさらに現役の弁護士(当時は司法修習生)が書いた作品ということで、話題性としても抜群な作品です。ようやく読むことができましたので、感想をつぶやいていきたいと思います。

正欲(朝井リョウ)

自分が想像できる“多様性”だけ礼賛して、秩序整えた気になって、そりゃ気持ちいいよな―――。

息子が不登校になった検事・啓喜。

初めての恋に気づく女子大生・八重子。

ひとつの秘密を抱える契約社員・夏月。

ある事故死をきっかけに、それぞれの人生が重なり始める。

だがその繋がりは、“多様性を尊重する時代”にとって、

ひどく不都合なものだった。

読む前の自分には戻れない、気迫の長編小説。

本書裏表紙より引用
【マイノリティー】理解はできなくとも、知っておきたい世界がここにはある!『正欲』作品紹介
今回は、朝井リョウさんの「正欲」を紹介していきます。正直言って、誇張なく価値観やら世の中の見え方やらが変わる作品だと思います。自分はこの作品を読んで、「多様性」という言葉を薄っぺらく感じました。多分、この言葉の裏で苦しんでいる人がいるんだということを知るきっかけになると思います。ぜひ読んでいってください。

きこえる(道尾秀介)

CAUTION

本作は、音声と小説を融合させた誰も経験したことない「体験型ミステリ」です。

小説を読み進めると、作中の様々なタイミングで「二次元コード」が登場します。

そのコードを読み取り、音声を再生してください。

それはあなたを新しい世界に連れて行ってくれる「音」です。

 

真相を「聞いている」のはあなただけ―――。

音声×小説が世界を広げる。

まったく新しいミステリ、誕生。

本書帯裏面より引用
【QRコード】新感覚!音声が導く真相に震えろ!『きこえる』作品紹介
今回は、道尾秀介さんの「きこえる」を紹介していきます。この作品は、作中にQRコードが出てきて、それを読み取り聞こえてくる音声を聴くことで、物語の真相が明らかになる形式の作品です。正直に言って、楽しい読書体験でした。ぜひ皆さんにも味わっていただきたい作品です。

店長がバカすぎて(早見和真)

谷原京子、二十八歳。吉祥寺の書店の契約社員。

超多忙なのに薄給。お客様からのクレームは日常茶飯事。

店長は山本猛という名前ばかり勇ましい「非」敏腕。

人を苛立たせる天才だ。

ああ、店長がバカすぎる!

毎日「マジで辞めてやる!」と思いながら、

しかし仕事を、本を、小説を愛する京子は―――。

全国の読者、書店員から、感動、共感、応援を沢山いただいた、

二〇二〇年本屋大賞ノミネート作にして大ヒット作。

本書裏表紙より引用
【本屋大賞ノミネート作品】書店員の悲喜交々がリアルな感情で描かれる『店長がバカすぎて』作品紹介
今回は、早見和真さんの「店長がバカすぎて」を紹介していきます。本屋大賞ノミネート作品ということもありつつ、このキャッチーなタイトルに惹かれて手に取ってしまいました。書店員のリアルがここにあると思います。ぜひ読んでみてください。

隣人X(パリュスあや子)

第14回小説現代長編新人賞受賞

 

他人との関わりを避けて暮らす良子。

外国からの留学生リエン。

派遣で働く紗央。

奇妙な糸で結ばれた三人の女性はそれぞれに生きづらさを感じていた。

そんな時、人間とまったく同じ見た目になり、決して危害は加えないという他の星の生物が難民として認められた。

騒然とする社会で、三人が選んだ道とは―――。

本書裏表紙より引用
【惑星難民X】生きづらさを抱える女性を通して見た現代社会の闇『隣人X』
今回は、パリュスあや子さんの「隣人X」を紹介していきます。映画化されるということで手に取った作品でしたが、思っていた以上に考えさせられる作品でした。映画と併せて読むと面白いと思います。ぜひ読んでみてください。

ある閉ざされた雪の山荘で(東野圭吾)

早春の乗鞍高原のペンションに集まったのは、オーディションに合格した男女七名。

これから舞台稽古が始まる。

豪雪に襲われ孤立した山荘での殺人劇だ。

だが、一人また一人と現実に仲間が消えていくにつれ、彼らの間に疑惑が生まれた。

はたしてこれは本当に芝居なのか?

驚愕の終幕が読者を待っている!

本書裏表紙より引用
【実写映画化】役者が集まる山荘で一人また一人消えていく!?これは演技?現実?「ある閉ざされた雪の山荘で」
今回は、東野圭吾さんの「ある閉ざされた雪の山荘で」を紹介していきます。この作品は2024年1月に実写映画化され話題になっていますよね。映画を見る見ないにかかわらず、この作品はぜひ読んでもらいたいですね。真相を知ったときの衝撃はヤバいです。ぜひご覧あれ。

終わりに

いや~

まとめてみると、結構読んできたなって思いますね。

まあ、読むペースとしてはゆっくりな方だとは思いますが、

これからも読んでは紹介していきたいと思っていますので、

今後ともお付き合いいただけたら嬉しいです。

 

一応この記事は、50冊で一区切りとしたいと思いますので、

51冊目からは第2弾記事を作っていきます。

生涯かけて5弾10弾と増やしていきたいと思いますので、お楽しみに♪

 

当ブログでは、これからも

漫画や小説などの紹介記事を投稿していきますので、

楽しみに待っていていただければ幸いです。

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今回はここまで!

ありがとうございました。

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